学習トップ教科書ドリル 生理学第13章 ▸ G. 平衡感覚 / Q13G003

教科書ドリル 生理学

Q13G003 感覚

問題

半規管に関する記述として正しいのはどれか。

選択肢
1半規管は1本のみで、水平方向の直線加速度のみを感受する。
2半規管は前半規管・後半規管・外側(水平)半規管の3つからなり互いにほぼ直交する。各管の膨大部の膨大部稜に有毛細胞が並び、その上を覆うクプラ(ゼラチン様物質)が内リンパの相対的流動によってたわむと有毛細胞が刺激され、回転加速度(角加速度)を検出する。
3半規管の有毛細胞は耳石(平衡砂)に覆われ、直線加速度を感受する。
4半規管は骨迷路内にあるが前庭神経の支配は受けず、蝸牛神経から直接線維を受ける。
解答
正解2
解説

半規管は**前半規管・後半規管・外側(水平)半規管**の3つからなり、互いにほぼ**垂直(直交)**に交わることで3次元空間のすべての回転方向に対応する。各半規管の一端は球状にふくらんだ**膨大部(ampulla)**となっており、その内側には**膨大部稜(crista ampullaris)**と呼ばれる隆起があって、そこに有毛細胞が並ぶ。有毛細胞の感覚毛はゼラチン様物質である**クプラ(cupula)**に突き刺さっており、頭部が回転を始めるときに慣性で半規管内の内リンパの流れが管壁に対して相対的に生じると、クプラが一方向に傾いて感覚毛がたわみ、有毛細胞が興奮する。これによって**回転加速度(角加速度)**が検出される。半規管内リンパの流動は、冷温刺激でも起こすことができ、これを利用した検査が**カロリック試験(温度眼振検査)**で、外側半規管への熱刺激・冷刺激により眼振が誘発される。

解説画像
半規管に関する記述として正しいのはどれか。 解説図
半規管に関する記述として正しいのはどれか。
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