学習トップ教科書ドリル 生理学第13章 ▸ G. 平衡感覚 / Q13G004

教科書ドリル 生理学

Q13G004 感覚

問題

平衡感覚の伝導路に関する記述として正しいのはどれか。

選択肢
1前庭神経→蝸牛神経核→内側膝状体→聴覚野
2前庭器官の有毛細胞の興奮は、**前庭神経**(前庭神経節に細胞体を持つ/内耳神経VIII前庭枝)で脳幹の**前庭神経核**に伝わり、そこから①外眼筋運動核(前庭動眼反射)・小脳・脊髄に連絡して眼球運動と姿勢調節の反射を起こす一方、②視床を介して大脳皮質感覚野(体性感覚野近傍)に投射して平衡感覚を生じる。
3前庭神経→下丘→外側膝状体→視覚野
4前庭神経は中枢には投射せず、内耳内で完結する反射系のみを形成する。
解答
正解2
解説

前庭器官(半規管・卵形嚢・球形嚢)の有毛細胞の興奮は、前庭神経節に細胞体を持つ**前庭神経**(内耳神経VIIIの前庭枝)により脳幹の**前庭神経核**(延髄・橋境界部の背側、四核:上核・内側核・外側核<Deiters核>・下核)に運ばれる。前庭神経核の線維は大きく2系統に分かれる。**反射系**:外眼筋の運動核(動眼神経核・滑車神経核・外転神経核)へ内側縦束を介して連絡し、頭部の動きに応じて代償的な眼球運動(**前庭動眼反射:VOR**)を起こす。同時に、小脳(特に片葉小節葉)や脊髄(前庭脊髄路)にも連絡して、姿勢調節と平衡保持の反射を駆動する。**知覚系**:視床の**後腹側核群(VPL/VPIを含む)**を介して大脳皮質の**感覚野**(体性感覚野の近傍)に投射し、平衡感覚としての知覚を生じる。前庭神経核が延髄外側で障害されると**Wallenberg症候群**(延髄外側症候群)でめまい・眼振が出現する。

解説画像
平衡感覚の伝導路に関する記述として正しいのはどれか。 解説図
平衡感覚の伝導路に関する記述として正しいのはどれか。
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