学習トップ / 教科書ドリル 生理学 / 第13章 ▸ G. 平衡感覚 / Q13G005
教科書ドリル 生理学
耳石器(卵形嚢・球形嚢)の構造と機能の組み合わせとして正しいのはどれか。
**卵形嚢(utricle)**と**球形嚢(saccule)**はいずれも前庭内にある耳石器である。両者の内部には感覚受容部位である**平衡斑(macula)**があり、そこに有毛細胞が整列する。有毛細胞の感覚毛の上を**平衡砂(耳石:otolith)**が覆っており、これは**炭酸カルシウム**(リン酸カルシウムではない)の微細な結晶で構成される。頭部の運動や傾きに伴う重力・直線加速度が加わると、平衡斑の上の耳石が質量慣性により平衡斑と相対的にずれ、その結果、下部の有毛細胞の感覚毛がたわんで受容電位が発生する。**卵形嚢の平衡斑は水平に配置**されており、**前後・左右の水平方向の直線加速度**と重力に対する頭の傾きを主に検出する。**球形嚢の平衡斑は垂直に配置**されており、**上下の垂直方向の直線加速度**と重力を主に検出する。卵形嚢の耳石が剥離して後半規管に迷入し、頭位変換で短時間の回転性めまいを引き起こすのが良性発作性頭位めまい症(BPPV)で、Epley法(耳石置換法)で治療する。

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