Kajabi(カジャビ)とは?日本語で徹底解説
最終更新: 2026年7月2日
Kajabi(カジャビ)は、オンライン講座・コーチング・コミュニティなどの「知識ビジネス」を、1つのプラットフォームだけで作って売って届けられるオールインワン型のサービスです。このページでは、Kajabiとは何か、何ができて何ができないのか、メリット・デメリット、そして日本で使うときの注意点までを、公式情報にもとづいて正直に解説します。
このガイドは、実際にKajabiで講座を運営している人が書いています
運営者は、Kajabi上で解剖学のe-ラーニング講座を複数運営し、日本語での決済・会員サイト・メール配信を実運用しています。以下は、そのKajabi管理画面の実際のスクリーンショットです(売上金額・個人情報はプライバシー保護のため一部ぼかしています)。カタログ情報ではなく、日々使っている画面にもとづいて解説しているのが本ガイドの特徴です。


Kajabiとは? ── 「オールインワン」の本当の意味
Kajabi(カジャビ)は、2010年にアメリカ・カリフォルニア州で創業された、オンラインビジネス構築プラットフォームです。「知識を商品に変え、それを販売し、受講生に届ける」までの全工程を、1つの管理画面の中で完結できることが最大の特徴です。
「オールインワン」という言葉はよく使われますが、Kajabiの場合は単なるキャッチコピーではありません。従来、オンライン講座ビジネスを始めようとすると、次のようなツールを個別に契約し、連携させる必要がありました。
| やりたいこと | 従来は別々に必要だったツール例 | Kajabiでの扱い |
|---|---|---|
| 会員サイト・講座配信 | Teachable、Thinkific など | 内蔵 |
| Webサイト・LP作成 | WordPress+サーバー、Wix など | 内蔵(ノーコード) |
| メール配信・ステップメール | ConvertKit、Mailchimp など | 内蔵 |
| 販売導線(ファネル) | ClickFunnels、Leadpages など | 内蔵(パイプライン) |
| 決済・サブスク | Stripe単体、Gumroad など | Stripe/PayPal 連携 |
| コミュニティ | Discord、Facebookグループ など | 内蔵(全プラン) |
| 自動化・顧客管理 | Zapier、HubSpot など | 内蔵 |
これらを個別に契約すると、費用がかさむだけでなく、ツール同士の連携設定に手間がかかり、「メールが届かない」「データが同期されない」といったトラブルも起きがちです。Kajabiは、これらの機能をすべて1つのダッシュボードに統合している点が、他のサービスとの大きな違いです。
Kajabiの実績データ
Kajabiは、知識ビジネス向けプラットフォームとして世界的に大きな実績を持っています。
- 世界中の10万人以上のクリエイターが利用(2025年時点の公表値)
- クリエイターの累計売上は100億ドル($10B、約1.5兆円)以上(2025年時点の公表値)
- 2010年創業。2025年10月に創業15周年を迎え、同時期に累計売上100億ドルを突破
2025年9月には「Kajabi Evolved」と呼ばれる過去最大級のアップデートが行われ、ビジュアル型の自動化ビルダーやカスタマイズ可能なチェックアウトページ、期間限定型のコホートコースなど、多くの機能が追加されました(2026年7月時点)。
Kajabiでできること・できないこと
導入前に、Kajabiの「得意な領域」と「苦手な領域」を正直に把握しておくことが大切です。期待値を正しく持つことで、後から「思っていたのと違った」という事態を避けられます。
Kajabiが得意なこと
- オンラインコースの作成・販売:動画・音声・PDF・テキスト・クイズなど多様な形式に対応。段階的公開(ドリップ配信)や期間限定型コースも可能
- メールマーケティングと自動化:ステップメール、一斉配信、タグによる顧客分けを内蔵。「購入したらタグを付けて数日後にフォローメール」といった流れをノーコードで構築できる
- セールスファネル(販売導線)の構築:見込み客の獲得から購入後フォローまでを、テンプレートで効率的に作れる。これはTeachableやThinkificにはないKajabi独自の強み
- コミュニティ運営・1対1コーチング:掲示板型コミュニティやチャレンジ機能、コーチングの予約・請求までを内蔵
- AIによる制作支援:2026年にはAIビジネスパートナー「Cofounder(コファウンダー)」が全プランに標準搭載(追加費用なし)。オファー設計やメール・LP・セールスコピーの生成を支援
Kajabiが苦手なこと(正直な話)
万能なプラットフォームはありません。以下の用途がメインの場合は、別ツールの検討をおすすめします。
| 苦手な領域 | 具体的な制限 | 代替候補 |
|---|---|---|
| 物販・EC(物理商品) | 配送・在庫・バリエーション管理の機能がない | Shopify、BASE、STORES |
| 時間枠ベースの予約管理 | 美容院・治療院のような予約には非対応 | Calendly、RESERVA |
| 本格的なテスト・LMS | 基本的なクイズは可能だが高度なテスト機能は弱い | LearnWorlds、Moodle |
| ライブ配信 | ウェビナーの直接配信機能はない | Zoom、YouTube Live 連携 |
| 銀行振込決済 | ネイティブ非対応(外部連携で回避) | UTAGE ほか |
Kajabiのメリット・デメリット
メリット
- 複数ツールの契約・連携が不要で、運用がシンプルになる
- 売上に対するレベニューシェア(成果報酬型の売上手数料)は0%(2026年7月時点)
- ファネル・LP・マーケティングメールが全プランで無制限
- コミュニティやコーチング、AI支援まで標準搭載
- 成長に合わせてワンクリックで上位プランへ移行できる
デメリット
- 管理画面が英語のみ(顧客向け画面は日本語化可能)
- 最安のStarterプランでも月額$89からと、初期コストは低くない
- 2026年1月からStripe等の外部決済に「サードパーティ決済手数料」が新設
- 物販・予約・銀行振込など日本特有の要件はそのままでは弱い
Kajabiはどんな人に向いているか
向いている人
- 講座+メール+ファネル+コミュニティをワンストップで構築したい
- 複数ツールの連携の手間から解放されたい
- 長期的にビジネスを本格的に拡大していきたい
- 英語の管理画面に抵抗がない、またはブラウザ翻訳で対応できる
他の選択肢が合う人
- とにかく低コストで講座配信だけ始めたい(Teachable・Thinkific など)
- 管理画面まで完全に日本語で、銀行振込やLINE連携をネイティブに使いたい(UTAGE など)
- 国内顧客のみを対象にしている
Kajabiと日本製のUTAGEで迷っている方は、KajabiとUTAGEの比較ページで、料金・機能・日本語対応の違いを整理しています。
日本でKajabiを使う際の注意点
日本のユーザーが最初に意識しておきたいのが「言語」と「決済」の2点です。
管理画面は英語のみ(ただし解決策あり)
Kajabiの管理画面(あなたが操作するダッシュボード)は英語のみで、公式の日本語UIはありません(2026年7月時点)。とはいえ、ChromeやEdgeのブラウザ翻訳、DeepL拡張機能などを使えば、実用上は十分に操作できます。
一方、受講生が目にする画面(チェックアウト、ログイン、アカウント設定など)は、サイトの言語設定で日本語を含む16言語に切り替えられます。ただし一部のフィールド(Purchased、Offer など)は未翻訳のまま残ります。日本語化の具体的な手順はKajabiの日本語化ガイドでまとめています。
決済はStripeまたはPayPal
Kajabi独自の決済サービス「Kajabi Payments」は日本未対応です(対応地域は米国・カナダ・豪州・英国・UAE・EU19カ国。2026年7月時点)。そのため日本の事業者は、StripeまたはPayPalを利用します。日本円(JPY)での価格設定はStripe接続で可能です。
このサイトの歩き方
「オンラインスクール構築ガイド」では、Kajabiを日本語環境で使いこなすための情報を目的別にまとめています。まずは気になるページからご覧ください。
料金プラン徹底解説
Starter〜Proの4プランと、2026年改定後の最新価格、決済手数料の考え方、プランの選び方を詳しく解説します。
Kajabi と UTAGE 比較
アメリカ発のKajabiと日本製のUTAGEを、料金・機能・日本語対応・決済の観点で公平に比較します。
日本語化ガイド
英語の管理画面への向き合い方と、顧客向け画面を日本語にする具体的な設定手順をまとめています。
教科書・無料EPUB
Kajabiの始め方から日本語運用までを体系化した教科書と、無料のクイックスタートガイド(EPUB)を配布しています。
Kajabiは無料トライアルから試せます。まずは実際の管理画面に触れて、自分のビジネスに合うか確かめてみましょう。
Kajabiの始め方と無料トライアルを見る