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理由で解く 作業療法士

QO59A043 基礎作業療法学

出典:第59回作業療法士国家試験(2024)午前 問43
問題
Alzheimer型認知症に特徴的なのはどれか。
選択肢
1 階段状に進行する。
2 錐体外路症状を伴う。
3 まだら認知症である。
4 地誌的見当識障害がある。
5 末期まで病識は保たれる。
解答
正解4(地誌的見当識障害がある。)
解説

Alzheimer型は緩徐進行・全般性で、近時記憶障害とともに道に迷う地誌的見当識障害を来す。階段状進行・まだら認知症は血管性の特徴。

Alzheimer型認知症は側頭葉内側(海馬)から始まる神経変性により、緩徐かつ持続的(連続的)に進行し、記憶を中心に見当識・視空間認知が広くおかされる全般性認知症である。早期から近時記憶障害と時間・場所の見当識障害が出現し、よく知っているはずの場所で道に迷う地誌的見当識障害(地誌的失見当)を来すため選択肢4が特徴的である。階段状の進行やまだら認知症(保たれる能力と障害される能力が斑状に混在)は脳血管性認知症の特徴であり、錐体外路症状(パーキンソニズム)はLewy小体型認知症などでみられる。またAlzheimer型では比較的早期から病識が低下するため、末期まで病識が保たれるのは誤りである。

✗ 1. 誤り
階段状に進行する。
脳血管性認知症の特徴
✗ 2. 誤り
錐体外路症状を伴う。
Lewy小体型認知症などの特徴
✗ 3. 誤り
まだら認知症である。
脳血管性認知症の特徴
✓ 4. 正しい
地誌的見当識障害がある。
場所の見当識・視空間認知障害で道に迷う
✗ 5. 誤り
末期まで病識は保たれる。
比較的早期から病識が低下する
ポイント
  • Alzheimer型=緩徐進行・全般性認知症
  • 近時記憶障害+地誌的見当識障害
  • 早期から病識低下
  • 階段状進行・まだら認知症・錐体外路症状は他型の特徴
比較表
認知症の鑑別
進行様式特徴
Alzheimer型緩徐・連続的記憶障害・地誌的見当識障害・早期の病識低下
脳血管性階段状まだら認知症・巣症状
Lewy小体型動揺性パーキンソニズム・幻視
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