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理由で解く 作業療法士

QO52P049 作業療法治療学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午後 問49
問題
急性の幻覚妄想状態が軽減してから1週間が経過した統合失調症患者に対して行う高校復学を目標とした外来作業療法導入時の目的として適切なのはどれか。
選択肢
1 余暇活動の促進
2 社会参加の促進
3 生活リズムの獲得
4 対人スキルの向上
5 デイケアへの移行練習
解答
正解3(生活リズムの獲得)
解説

急性期を脱した回復初期の復学準備では、まず規則正しい生活リズムを整えることが基盤。対人スキル向上や社会参加はその後の段階の目標。

急性の幻覚妄想が軽減して間もない回復期は、まだ全体的な活動性や耐久性が十分でなく、昼夜逆転や不規則な生活になりやすい。高校復学という目標に向けても、まずは決まった時間に起き通所し活動するという生活リズム(生活の基本的枠組み)を整えることが土台となる。生活リズムが安定して初めて、登校に必要な体力・持続性が養われ、対人スキルの向上や社会参加といった次の段階の課題に取り組める。余暇促進やデイケアへの移行は復学という目標像と方向性が異なる。導入時の目的としては生活リズムの獲得が最も適切。

✗ 1. 誤り
余暇活動の促進
復学という目標像と方向性が異なる
✗ 2. 誤り
社会参加の促進
生活リズム安定後の次段階の目標
✓ 3. 正しい
生活リズムの獲得
回復初期の復学準備の基盤で導入時に最適
✗ 4. 誤り
対人スキルの向上
土台が整った後に取り組む課題
✗ 5. 誤り
デイケアへの移行練習
復学を目標とする本例の方向と合わない
ポイント
  • 回復初期の導入目的はまず生活リズムの獲得
  • 生活リズムが土台となり体力・持続性が養われる
  • 対人スキル・社会参加はその後の段階の目標
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