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理由で解く 臨床医学総論

Q0036 生命徴候(バイタルサイン)の診察

出典:鍼灸 第3回(1995) 問題58
問題
脈拍のリズムについて正しい記述はどれか。
選択肢
1 期外収縮とは脈が1拍欠けるものをいう。
2 心房細動は絶対性不整脈を示す。
3 完全房室ブロックでは脈が速くなる。
4 洞性不整脈と呼吸のリズムとは無関係である。
解答
正解2(心房細動は絶対性不整脈を示す。)
解説
✗ 1. 誤り
期外収縮とは脈が1拍欠けるものをいう。
期外収縮は正常な拍動の間に早期に出現する心拍であり、脈が1拍欠けるのではなく、早期に出現して代償性休止が生じるため欠滞として触れることがある。
✓ 2. 正解
心房細動は絶対性不整脈を示す。
✓ 正しい。 心房細動は心房の不規則な電気的興奮により、心室への刺激伝導が不規則になるため、脈拍の間隔・強さ・大きさが不同で不規則な絶対性不整脈を示す。心房細動は高齢者に多く、脳梗塞の原因となる血栓形成のリスクがある。
✗ 3. 誤り
完全房室ブロックでは脈が速くなる。
完全房室ブロックでは心室の拍動は遅くなり徐脈となる。脈が速くなるのではない。
✗ 4. 誤り
洞性不整脈と呼吸のリズムとは無関係である。
洞性不整脈は呼吸性不整脈ともいい、吸気時に脈拍数が増加し呼気時に減少する。呼吸のリズムと密接に関連している。
ポイント
  • 心房細動は絶対性不整脈を示し、脈拍の間隔と大きさが不規則になる
  • 心房細動は心房の不規則な電気的興奮により、心室への刺激伝導が不規則になるため、脈拍の間隔・強さ・大きさが不同で不規則な絶対性不整脈を示す。
  • 心房細動は高齢者に多く、脳梗塞の原因となる血栓形成のリスクがある。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
不整脈の種類 特徴 原因・関連疾患
洞性不整脈 吸気時に増加、呼気時に減少 呼吸性変動。病的意義なし
期外収縮 正常リズムの間に早期拍動が出現 器質的心疾患がなくても起こりうる
絶対性不整脈 間隔・強さ・大きさが不規則 心房細動
心ブロック 刺激伝導の障害 完全房室ブロック→高度徐脈
交互脈 拍動の大きさが交互に変化 重症心不全
奇脈 吸気時に脈拍が小さくなる 心膜炎、縦隔腫瘍
解説画像
鍼灸 第3回(1995) 問題58|脈拍のリズムについて正しい記述はどれか。 解説図
鍼灸 第3回(1995) 問題58|脈拍のリズムについて正しい記述はどれか。
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