学習トップ理由で解く 臨床医学総論第3章 ▸ B. 脈拍 / Q0035

理由で解く 臨床医学総論

Q0035 生命徴候(バイタルサイン)の診察

出典:鍼灸 第2回(1994) 問題57
問題
頻脈となる疾患はどれか。
選択肢
1 心ブロック
2 脳圧亢進
3 バセドウ病
4 洞不全症候群
解答
正解3(バセドウ病)
解説
✗ 1. 誤り
心ブロック
心ブロックは刺激伝導系の障害により徐脈をきたす。完全房室ブロックでは高度の徐脈になる。
✗ 2. 誤り
脳圧亢進
脳圧亢進では迷走神経の刺激により徐脈がみられる(クッシング反応)。
✓ 3. 正解
バセドウ病
✓ 正しい。 バセドウ病(甲状腺機能亢進症)では甲状腺ホルモンの過剰分泌により基礎代謝が亢進し、心拍数が増加して頻脈となる。動悸・発汗過多・体重減少・手指振戦・眼球突出などもみられる。心ブロック・洞不全症候群は刺激伝導系の障害で徐脈をきたし、脳圧亢進でも徐脈がみられる。
✗ 4. 誤り
洞不全症候群
洞不全症候群は洞結節の機能不全により徐脈をきたす疾患である。
ポイント
  • 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)は基礎代謝亢進により頻脈をきたす
  • バセドウ病(甲状腺機能亢進症)では甲状腺ホルモンの過剰分泌により基礎代謝が亢進し、心拍数が増加して頻脈となる。
  • 動悸・発汗過多・体重減少・手指振戦・眼球突出などもみられる。
  • 重要用語: 甲状腺機能亢進症、バセドウ病、頻脈となる疾患はどれか を正確に理解しておくこと。
比較表
分類 基準 原因疾患・病態
頻脈 100/分以上 貧血、心不全、甲状腺機能亢進症、発熱、大量出血、褐色細胞腫
徐脈 60/分以下 甲状腺機能低下症、脳圧亢進、房室ブロック、腸チフス(相対的徐脈)
高度徐脈 40/分以下 完全房室ブロック → アダムス-ストークス症候群の危険
解説画像
鍼灸 第2回(1994) 問題57|頻脈となる疾患はどれか。 解説図
鍼灸 第2回(1994) 問題57|頻脈となる疾患はどれか。
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