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理由で解く 臨床医学各論

Q1386 その他の領域

出典:あマ指 第26回(2018) 問題61
問題
乳癌について正しいのはどれか。
選択肢
1 マンモグラフイは推奨されている。
2 血性分泌を伴うことが多い。
3 ホルモン非依存性が多い。
4 乳輪付近の発生が多い。
解答
正解1(マンモグラフィは推奨されている)
解説
✓ 1. 正しい
マンモグラフイは推奨されている。
マンモグラフィ(乳房X線撮影)は乳癌のスクリーニング検査として広く推奨されている。も「マンモグラフィ、超音波検査、CT検査、MRI検査で腫瘍を検出する」と画像検査の筆頭に挙げられている。触診では発見困難な微小石灰化や早期病変の検出に優れており、40歳以上の女性に対して定期的な検診が勧められている。
✗ 2. 誤り
血性分泌を伴うことが多い。
血性乳頭分泌は乳癌でみられることがあるが、全例にみられるわけではなく「多い」とはいえない。乳頭分泌や湿疹様びらんをみることもある、あくまで一部の症例である。血性分泌は乳管内乳頭腫でもみられ、乳癌の主要症状は無痛性の硬い腫瘤の触知である。
✗ 3. 誤り
ホルモン非依存性が多い。
乳癌の約70%はエストロゲン受容体陽性でホルモン依存性であり、ホルモン非依存性が多いわけではない。ホルモン薬を使用することもある、ホルモン療法の有効性が示されている。ホルモン受容体陽性例ではタモキシフェンやアロマターゼ阻害薬などのホルモン療法が有効である。
✗ 4. 誤り
乳輪付近の発生が多い。
乳癌は乳房の外上部(C領域)に最も多く発生し(約50%)、乳輪付近の発生が多いわけではない。乳腺組織の分布密度に対応しており、好発部位は外上部>内上部>外下部>内下部>乳輪部の順である。
ポイント
  • マンモグラフィは乳癌スクリーニングとして推奨されており、触診で発見困難な微小石灰化も検出可能である。
  • 乳癌の約70%はホルモン依存性(エストロゲン受容体陽性)であり、好発部位は外上部(約50%)である。
  • 乳癌の腫瘍マーカーとしてCA 15-3、CEA、NCC-ST 439などが参考になる。
  • 重要用語: マンモグラフィ、ホルモン依存性、外上部好発 を正確に理解しておくこと。
比較表
検査法 特徴 適応
マンモグラフィ 微小石灰化の検出に優れる 40歳以上のスクリーニング
超音波検査 乳腺密度が高い場合も有用 若年者・触知腫瘤の精査
MRI 感度が高く多発病変の検索に有用 乳癌の進展範囲評価
病理組織検査 確定診断(gold standard) 悪性が疑われる全例
解説画像
あマ指 第26回(2018) 問題61|乳癌について正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第26回(2018) 問題61|乳癌について正しいのはどれか。
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