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理由で解く 臨床医学各論

Q1334 その他の領域

出典:鍼灸 第10回(2002) 問題84
問題
出血性ショックを起こす出血量で正しいのはどれか。
選択肢
1 循環血液量の約1/3
2 循環血液量の約1/5
3 循環血液量の約1/7
4 循環血液量の約1/10
解答
正解1(循環血液量の約1/3)
解説
✓ 1. 正しい
循環血液量の約1/3
出血性ショックは循環血液量の約1/3(約30~40%)が急速に失われた場合に発生する。成人の循環血液量は体重の約1/13(体重70kgで約5L)であるため、約1.5~2Lの急速な出血でショック状態に陥る。相当する。
✗ 2. 誤り
循環血液量の約1/5
循環血液量の約1/5(約20%)程度の出血では、交感神経系の代償機構(頻脈、末梢血管収縮など)により血圧や心拍出量がある程度維持されるため、通常は重篤なショックには至らない。相当する。
✗ 3. 誤り
循環血液量の約1/7
循環血液量の約1/7(約14%)程度の出血は比較的軽度の出血であり、体重70kgの成人で約700mL程度に相当する。生体の代償機構で十分に対応可能であり、通常ショックにはならない。
✗ 4. 誤り
循環血液量の約1/10
循環血液量の約1/10(約10%)はごく少量の出血であり、500mL程度に相当する。献血量と同程度であり、生体の代償機構で十分対応できる範囲であるため、ショックには至らない。
ポイント
  • 出血性ショックは循環血液量の約1/3(30~40%)の急速な喪失で発症する。成人の循環血液量は体重の約1/13(約5L)である。
  • ショック指数(心拍数/収縮期血圧)は出血量の簡便な推定法であり、1.0で10~20%不足、1.2で30~40%不足に相当する。
  • 出血性ショックの治療原則は止血と輸血・輸液であり、腹腔や胸腔内の出血には手術適応も考慮する。
  • 重要用語: 循環血液量、ショック指数、出血性ショック、代償機構 を正確に理解しておくこと。
比較表
ショックの程度 ショック指数 循環血液の不足量
正常 0.5 正常
I度 0.8 ごく軽度
II度 1.0 10~20%
III度 1.2 30~40%
V度 1.4 40~50%
解説画像
鍼灸 第10回(2002) 問題84|出血性ショックを起こす出血量で正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第10回(2002) 問題84|出血性ショックを起こす出血量で正しいのはどれか。
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