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理由で解く 臨床医学各論

Q1234 神経疾患

出典:あマ指 第21回(2013) 問題89
問題
緊張型頭痛で正しいのはどれか。
選択肢
1 拍動性である。
2 両側性である。
3 日常動作で悪化する。
4 嘔吐を伴う。
解答
正解2(両側性である。)
解説
✗ 1. 誤り
拍動性である。
緊張型頭痛は非拍動性であり、締めつけられるような圧迫感・鈍痛が特徴である。 拍動性の「ズキンズキン」とした痛みは片頭痛の特徴であり、緊張型頭痛とは性質が異なる。 頭痛の性状(拍動性 vs 非拍動性)は片頭痛と緊張型頭痛の重要な鑑別点である。
✓ 2. 正しい
両側性である。
緊張型頭痛は両側後頭部から項部にかけて起こり、ときに側頭部・前頭部にもみられる両側性の頭痛である。 頭部をバンドで締めつけられる感じやお釜をかぶせられた感じという訴えが多い。 最も頻度の高い一次性頭痛であり、頭痛全体の70〜80%を占めるとされる。
✗ 3. 誤り
日常動作で悪化する。
緊張型頭痛は日常動作(階段の昇降、歩行など)では通常悪化しない。 日常の身体活動で悪化するのは片頭痛の特徴であり、緊張型頭痛とは異なる。 むしろ軽い運動やストレッチは筋緊張を緩和し、緊張型頭痛を改善させることがある。
✗ 4. 誤り
嘔吐を伴う。
嘔吐は片頭痛に伴う典型的な症状であり、緊張型頭痛では通常みられない。 緊張型頭痛では嘔気・嘔吐は伴わず、我慢できる程度の鈍痛であることが多い。 嘔気・嘔吐の有無は片頭痛と緊張型頭痛を鑑別する重要なポイントである。
ポイント
  • 緊張型頭痛は両側性・非拍動性・日常動作で悪化しない・嘔吐を伴わないという特徴があり、片頭痛とは対照的である。
  • 頭痛患者の70〜80%を占める最も頻度の高い頭痛であり、不安やストレスに関連する。
  • 治療には抗不安薬・筋弛緩薬が有効であり、入浴や温罨法による筋緊張の緩和も効果的である。
  • 重要用語: 緊張型頭痛, 両側性, 非拍動性, 片頭痛との鑑別 を正確に理解しておくこと。
比較表
鑑別項目 緊張型頭痛 片頭痛
拍動性 なし(圧迫・締め付け) あり(ズキンズキン)
部位 両側性 片側性が多い
日常動作での悪化 なし あり
嘔気・嘔吐 なし あり
頻度 最多(70〜80%) 約8%
解説画像
あマ指 第21回(2013) 問題89|緊張型頭痛で正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第21回(2013) 問題89|緊張型頭痛で正しいのはどれか。
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