学習トップ理由で解く 臨床医学各論第11章 ▸ K. 機能性疾患 / Q1233

理由で解く 臨床医学各論

Q1233 神経疾患

出典:鍼灸 第19回(2011) 問題81
問題
群発頭痛について正しいのはどれか。
選択肢
1 女性に多い。
2 ドライアイを伴う。
3 両側性である。
4 片頭痛発作時の治療に準じる。
解答
正解4(片頭痛発作時の治療に準じる。)
解説
✗ 1. 誤り
女性に多い。
群発頭痛は20〜30代の男性に圧倒的に多い疾患であり、女性に多いとはいえない。 女性に多い頭痛は片頭痛であり(男女比1:2)、群発頭痛とは性差が逆である。
✗ 2. 誤り
ドライアイを伴う。
群発頭痛では結膜充血・流涙・鼻閉・鼻汁などの自律神経症状を伴い、ドライアイではなく涙があふれる(流涙)のが特徴である。 ドライアイは乾燥による眼の不快感であり、群発頭痛の随伴症状とは正反対である。
✗ 3. 誤り
両側性である。
群発頭痛は片側の眼窩部に限局した激しい痛みであり、一側性が特徴である。 両側性ではなく、常に同側に発作が起こる。両側性の頭痛は緊張型頭痛に特徴的である。
✓ 4. 正しい
片頭痛発作時の治療に準じる。
群発頭痛の発作時の治療は片頭痛発作時の治療に準じて行われる。 具体的にはスマトリプタン(トリプタン製剤)の皮下注射や100%酸素吸入が有効である。 群発頭痛の予防にはベラパミル(カルシウム拮抗薬)が用いられることもある。
ポイント
  • 群発頭痛は20〜30代の男性に多い一側性の激しい眼窩部痛で、流涙・結膜充血・鼻閉などの自律神経症状を伴う。
  • 発作は数週間〜数か月間に集中して起こり(群発期)、1〜数年ごとにほぼ同じ時期に反復する周期性がある。
  • 治療は片頭痛発作時に準じ、スマトリプタン皮下注射や100%酸素吸入が有効である。予防にはベラパミルが用いられる。
  • 重要用語: 群発頭痛, 男性好発, 一側性眼窩部痛, 流涙, トリプタン製剤, 酸素吸入 を正確に理解しておくこと。
比較表
項目 群発頭痛 片頭痛 緊張型頭痛
性差 男性に多い 女性に多い 差なし
部位 片側眼窩部 片側〜両側 両側後頭〜項部
痛みの性質 キリで突くような激痛 拍動性 締めつけ感
随伴症状 流涙・結膜充血・鼻閉 嘔気・嘔吐 なし
解説画像
鍼灸 第19回(2011) 問題81|群発頭痛について正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第19回(2011) 問題81|群発頭痛について正しいのはどれか。
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