学習トップ理由で解く 臨床医学各論第10章 ▸ A. 赤血球疾患 / Q1019

理由で解く 臨床医学各論

Q1019 血液・造血器疾患

出典:鍼灸 第33回(2025) 問題66
問題
鉄欠乏性貧血の患者によくみられるのはどれか。
選択肢
1 爪の変形
2 白髪
3 知覚鈍麻
4 味覚低下
解答
正解1(爪の変形)
解説
✓ 1. 正しい
爪の変形
鉄欠乏性貧血の患者には爪の変形(スプーン状爪、匙状爪、コイロニキア)がよくみられる。鉄欠乏により爪の形成が障害され、爪が薄く脆くなり、中央が凹んでスプーンのように反り返る。鉄欠乏性貧血の特徴的所見である。
✗ 2. 誤り
白髪
白髪は鉄欠乏性貧血の典型的症状ではない。白髪の主な原因は加齢によるメラニン色素産生の低下や遺伝的要因である。
✗ 3. 誤り
知覚鈍麻
知覚鈍麻はビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血(悪性貧血)でみられる末梢神経障害の症状であり、鉄欠乏性貧血では通常みられない。ビタミンB12欠乏では脊髄後索・側索障害も起こる。
✗ 4. 誤り
味覚低下
味覚低下は亜鉛欠乏でみられる症状であり、鉄欠乏性貧血の典型的症状ではない。亜鉛は味覚受容体の機能に必要である。
ポイント
  • 鉄欠乏性貧血の特徴的症状:スプーン状爪、舌炎、口角炎、嚥下障害(Plummer-Vinson症候群)、異食症(氷食症など)である。
  • 神経症状(知覚鈍麻など)はビタミンB12欠乏に特徴的であり、鉄欠乏性貧血とは異なる。
  • 味覚低下は亜鉛欠乏の症状であり、鉄欠乏とは区別する必要がある。
  • 重要用語: スプーン状爪、コイロニキア、Plummer-Vinson症候群 を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第33回(2025) 問題66|鉄欠乏性貧血の患者によくみられるのはどれか。 解説図
鍼灸 第33回(2025) 問題66|鉄欠乏性貧血の患者によくみられるのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 臨床医学各論
App Store入手