学習トップ理由で解く 臨床医学各論第8章 ▸ E. 形態異常 / Q0724

理由で解く 臨床医学各論

Q0724 整形外科疾患

出典:あマ指 第24回(2016) 問題64
問題
男性に多い疾患はどれか。
選択肢
1 特発性側弯症
2 フライバーグ病
3 先天性内反足
4 外反母趾
解答
正解3(先天性内反足)
解説
✗ 1. 誤り
特発性側弯症
特発性側弯症は思春期の女性に圧倒的に多い疾患であり、男女比は約1:7〜10である。10歳頃から骨成長終了までに発症し、脊柱が前額面上で左右に彎曲する。 学校健診のアダムス前屈テストで発見されることが多く、コブ角20度以上で装具療法の適応となる。
✗ 2. 誤り
フライバーグ病
フライバーグ病(Freiberg病)は10代の女性に多い第2中足骨頭の骨端症(無腐性壊死)である。第2中足骨頭への繰り返す荷重ストレスにより発症する。 歩行時の中足骨痛、腫脹を呈し、X線で骨頭の扁平化・不整像を認める。女性に好発するため、男性に多いとはいえない。
✓ 3. 正しい
先天性内反足
先天性内反足は男児に多い疾患で、男女比は約2:1である。出生時から足部に尖足・内反・内転・凹足の4つの変形要素を認める先天異常である。 遺伝的要因の関与が示唆されており、両側性が約50%にみられる。治療はポンセティ法による早期ギプス矯正が標準で、矯正後はデニスブラウン副子で保持する。
✗ 4. 誤り
外反母趾
外反母趾は女性に圧倒的に多い疾患であり、男女比は約1:10である。母趾MTP関節の外反変形で、HV角20度以上で診断される。 ハイヒールなど先の細い靴の着用、横アーチの低下(開張足)、靭帯の柔軟性、内在筋の筋力低下などが発症に関与する。
ポイント
  • 先天性内反足は男児に多い(男女比約2:1)代表的な疾患であり、他の男性優位疾患として痛風や強直性脊椎炎がある
  • 特発性側弯症(1:7〜10)、フライバーグ病、外反母趾(1:10)はいずれも女性に多い疾患である
  • 性差の問題は頻出であり、男性優位・女性優位の疾患を対比して整理しておく
  • 重要用語: 先天性内反足の男児優位(男女比2:1) を正確に理解しておくこと。
比較表
疾患 性差 好発年齢・特徴
先天性内反足 男児に多い(2:1) 出生時、尖足+内反+内転+凹足
痛風 男性に多い(20:1) 中年男性、第1MTP関節
強直性脊椎炎 男性に多い(3:1) 若年男性、仙腸関節
特発性側弯症 女性に多い(1:7〜10) 思春期女子
外反母趾 女性に多い(1:10) 中年女性、母趾MTP関節
解説画像
あマ指 第24回(2016) 問題64|男性に多い疾患はどれか。 解説図
あマ指 第24回(2016) 問題64|男性に多い疾患はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 臨床医学各論
App Store入手