学習トップ理由で解く 臨床医学各論第5章 ▸ E. 結石症 / Q0428

理由で解く 臨床医学各論

Q0428 腎・泌尿器疾患

出典:あマ指 第28回(2020) 問題63
問題
過活動膀胱で最もみられるのはどれか。
選択肢
1 夜間頻尿
2 蛋白尿
3 血尿
4 排尿後の下腹部痛
解答
正解1(夜間頻尿)
解説
✓ 1. 正しい
夜間頻尿
過活動膀胱は膀胱排尿筋の不随意収縮により尿意切迫感を主症状とし、頻尿・夜間頻尿を伴う症候群である。夜間頻尿は過活動膀胱で最もよくみられる症状の一つであり、就寝中に何度も排尿のために覚醒する。切迫性尿失禁を伴うこともある。器質的疾患がなく尿検査は正常であることが特徴。
✗ 2. 誤り
蛋白尿
蛋白尿は糸球体腎炎やネフローゼ症候群など器質的腎疾患でみられる所見である。過活動膀胱は膀胱の機能的障害であり、尿検査で蛋白尿は通常みられない。
✗ 3. 誤り
血尿
血尿は尿路結石、腎細胞癌、膀胱癌、糸球体腎炎などの器質的疾患でみられる所見である。過活動膀胱は器質的異常を伴わないため、血尿は特徴的症状ではない。
✗ 4. 誤り
排尿後の下腹部痛
排尿後の下腹部痛は膀胱炎などの炎症性疾患でみられる症状である。過活動膀胱の主症状は尿意切迫感と頻尿であり、排尿後の下腹部痛は主症状ではない。
ポイント
  • 過活動膀胱は「尿意切迫感」を主症状とし、頻尿・夜間頻尿を伴う機能的障害である。尿検査は正常であり、蛋白尿や血尿は出現しない。
  • 器質的疾患(腎炎、結石、腫瘍、膀胱炎)との鑑別ポイントは「尿検査正常」「器質的異常なし」である。
  • 前立腺肥大症でも夜間頻尿が出現するが、過活動膀胱との違いは排尿困難・尿線細小化の有無で鑑別する。
  • 重要用語: 過活動膀胱、夜間頻尿、尿意切迫感、膀胱不随意収縮、尿検査正常 を正確に理解しておくこと。
解説画像
あマ指 第28回(2020) 問題63|過活動膀胱で最もみられるのはどれか。 解説図
あマ指 第28回(2020) 問題63|過活動膀胱で最もみられるのはどれか。
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