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理由で解く 理学療法士

QP54P025 理学療法評価学

出典:第54回理学療法士国家試験(2019)午後 問25
問題
身体計測で正しいのはどれか。
選択肢
1 体重の測定は午後6時ころが望ましい。
2 身長は両足前方を開角せずに測定する。
3 胸囲は安静呼吸の呼気の終わりに測定する。
4 棘果長は上前腸骨棘から外果までの長さを測定する。
5 手長は尺骨茎状突起から第3指先端までの長さを測定する。
解答
正解3(胸囲は安静呼吸の呼気の終わりに測定する。)
解説

胸囲は乳頭の高さで、安静(平静)呼吸の呼気終末に測定するのが正しい。体重は早朝空腹時、棘果長はASISから内果、手長は手関節の茎状突起を結ぶ線の中点から中指先端まで。

身体計測は計測条件を標準化することで再現性が確保される。胸囲は安静呼吸下で呼気の終わり(呼気終末)に、通常乳頭の高さで測定するのが正しい。体重は飲食・排泄の影響を避けるため早朝空腹時(排尿後)が望ましく、午後6時ころでは1日の飲食や活動による日内変動の影響を大きく受けるため適さない。身長は両踵をつけつま先を約30〜40度開いて(開角して)測るため『開角せず』は誤り。棘果長(下肢長)は上前腸骨棘(ASIS)から内果までで、外果までは誤り。手長は橈骨・尺骨茎状突起を結ぶ線の中点から中指先端までで、尺骨茎状突起単独からではない。

✗ 1. 誤り
体重の測定は午後6時ころが望ましい。
早朝空腹時(排尿後)が望ましい。午後6時ころは飲食・活動による日内変動の影響を受ける
✗ 2. 誤り
身長は両足前方を開角せずに測定する。
両踵を接し、つま先を開角して測定する。『開角せず』は誤り
✓ 3. 正しい
胸囲は安静呼吸の呼気の終わりに測定する。
安静呼吸の呼気終末に測定するのが正しい
✗ 4. 誤り
棘果長は上前腸骨棘から外果までの長さを測定する。
上前腸骨棘から内果まで。『外果』は誤り
✗ 5. 誤り
手長は尺骨茎状突起から第3指先端までの長さを測定する。
両茎状突起を結ぶ線の中点から中指先端まで。『尺骨茎状突起から』は誤り
ポイント
  • 胸囲=安静呼吸の呼気終末(乳頭高)
  • 体重=早朝空腹時/棘果長=ASIS〜内果/手長=茎状突起中点〜中指先端
比較表
主な四肢長・体格計測の基準点
計測項目基準(正しい方法)
棘果長(下肢長)上前腸骨棘→内果
転子果長大転子→外果
上肢長肩峰→橈骨茎状突起(中指先端)
手長両茎状突起を結ぶ線中点→中指先端
胸囲乳頭高・安静呼気終末
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