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理由で解く 理学療法士

QP54P024 理学療法評価学

出典:第54回理学療法士国家試験(2019)午後 問24
問題
病的反射と刺激方法の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 Chaddock反射 ― 足の内果の下方を後ろから前へこする。
2 Gonda反射足の第4指をつまみ下方へ引っ張る。
3 Gordon反射 ― アキレス腱を強くつまむ。
4 Oppenheim反射 ― 脛骨内縁を上方から下方へこすりおろす。
5 Schaeffer反射 ― 足底面の外縁を踵から上へ向かってこすりあげる。
解答
正解2(Gonda反射 足の第4指をつまみ下方へ引っ張る。)、4(Oppenheim反射 ― 脛骨内縁を上方から下方へこすりおろす。)
解説

母趾背屈(Babinski現象)を誘発する病的反射のうち、Gonda反射(第4・5趾を下方へ引っぱり離す)とOppenheim反射(脛骨稜を上から下へこすりおろす)の刺激法が正しい。

錐体路障害では、足底や下腿への種々の刺激で母趾背屈と他趾の開扇(Babinski現象)が誘発され、これらを総称してBabinski群反射という。それぞれ刺激部位・方法が決まっており、Oppenheim反射は脛骨稜(脛骨前内縁)を上方から下方へ強くこすりおろす方法で正しい。Gonda反射は足の第4(〜5)趾を下方に強く曲げてから急に離す(つまみ下方へ引っ張り放す)方法で誘発するもので正しい。他は刺激部位が入れ替わっており誤り。よって正答は2と4。

✗ 1. 誤り
Chaddock反射 ― 足の内果の下方を後ろから前へこする。
正しくは外果の下方から足背外側を後ろから前へこする。『内果』は誤り
✓ 2. 正しい
Gonda反射足の第4指をつまみ下方へ引っ張る。
足の第4趾を下方へ引っぱって離す方法で正しい
✗ 3. 誤り
Gordon反射 ― アキレス腱を強くつまむ。
正しくは下腿三頭筋(腓腹筋)を強くつまむ。『アキレス腱』はSchaeffer反射の刺激で誤り
✓ 4. 正しい
Oppenheim反射 ― 脛骨内縁を上方から下方へこすりおろす。
脛骨稜を上方から下方へこすりおろす方法で正しい
✗ 5. 誤り
Schaeffer反射 ― 足底面の外縁を踵から上へ向かってこすりあげる。
正しくはアキレス腱を強くつまむ。記載の足底外縁の刺激はChaddock類似で誤り
ポイント
  • Babinski群=母趾背屈を誘発する病的反射(錐体路徴候)
  • Gonda=第4趾を引き離す/Oppenheim=脛骨稜を上から下へ
  • Gordon=腓腹筋をつまむ/Schaeffer=アキレス腱をつまむ/Chaddock=外果下方をこする
比較表
Babinski群反射の刺激法
反射刺激方法
Babinski足底外側を踵から母趾側へこする
Chaddock外果の下方〜足背外側をこする
Oppenheim脛骨稜を上から下へこすりおろす
Gordon下腿三頭筋(腓腹筋)をつまむ
Schaefferアキレス腱を強くつまむ
Gonda第4(〜5)趾を下へ引き離す
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