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理由で解く 理学療法士

QP54P026 理学療法評価学

出典:第54回理学療法士国家試験(2019)午後 問26
問題
Danielsらの徒手筋力テストにおいて座位で筋力3を判定できるのはどれか。
選択肢
1 大胸筋
2 肩甲下筋
3 上腕三頭筋
4 下腿三頭筋
5 ハムストリングス
解答
正解3(上腕三頭筋)
解説

段階3は『重力に抗して全可動域を動かせる』段階。座位で肩関節を屈曲位に保ち、重力に抗して肘関節を伸展させることで上腕三頭筋の段階3が判定できる。

DanielsらのMMTで段階3は重力に抗して全可動域を完遂できる筋力を指し、各筋で『抗重力位』となる検査肢位が決まっている。上腕三頭筋は座位で肩関節を屈曲(前方挙上)位に保持すると、前腕が重力に抗して肘伸展する肢位となり、座位のまま段階3を判定できる。一方、大胸筋(水平内転)は背臥位、ハムストリングス(膝屈曲)は腹臥位が抗重力位となり、下腿三頭筋(底屈)は段階3以上を立位での片脚踵上げで判定する。肩甲下筋(内旋)も座位単独では抗重力位を取りにくい。よって座位で段階3を判定できるのは上腕三頭筋。

✗ 1. 誤り
大胸筋
水平内転の抗重力位は背臥位。座位では段階3を判定できない
✗ 2. 誤り
肩甲下筋
内旋筋で、座位単独では抗重力位を取りにくい
✓ 3. 正しい
上腕三頭筋
座位・肩屈曲位で肘伸展を抗重力に行え、段階3を判定できる
✗ 4. 誤り
下腿三頭筋
底屈の段階3以上は立位での踵上げで判定する
✗ 5. 誤り
ハムストリングス
膝屈曲の抗重力位は腹臥位
ポイント
  • MMT段階3=重力に抗して全可動域
  • 上腕三頭筋は座位(肩屈曲位)で抗重力位をとれる
比較表
各筋の段階3(抗重力位)検査肢位
抗重力位
上腕三頭筋座位(肩屈曲位)
大胸筋背臥位
ハムストリングス腹臥位
下腿三頭筋立位(片脚踵上げ)
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