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理由で解く 理学療法士

QP52A039 理学療法治療学

出典:第52回理学療法士国家試験(2017)午前 問39
問題
脳卒中片麻痺者の応用歩行練習について麻痺側から行う場合が多いのはどれか。
選択肢
1 エスカレーターに乗るとき
2 低い障害物をまたぐとき
3 急なスロープを上るとき
4 階段を上るとき
5 バスに乗るとき
解答
正解2(低い障害物をまたぐとき)
解説

上る・乗り込む動作は健側から先行するのが原則。低い障害物をまたぐ場面は健側を支持脚とし麻痺側を先に振り出す。

片麻痺者の応用歩行では、より安定した健側を先行・支持に使うのが原則で、階段を上る・スロープを上る・エスカレーターやバスに乗る際は健側から踏み出す(『上りは健側から』)。一方、低い障害物をまたぐ場面では、支持性の高い健側を支持脚として残し、麻痺側下肢を先に振り出す方が安全で、麻痺側から行うことが多い(選択肢2)。安定した肢を支持に置き、動かす肢を先行させるという原則で整理できる。

✗ 1. 誤り
エスカレーターに乗るとき
タイミングを要し健側から踏み込む方が安全
✓ 2. 正しい
低い障害物をまたぐとき
健側を支持脚に残し麻痺側を先に振り出す
✗ 3. 誤り
急なスロープを上るとき
上りは支持性の高い健側から踏み出す
✗ 4. 誤り
階段を上るとき
上りは健側から(『健側から天国、患側から地獄』)
✗ 5. 誤り
バスに乗るとき
段差を上がる動作で健側から乗り込む
ポイント
  • 上り・乗車は健側から
  • 下り・降車は患側から
  • またぎ動作は健側支持・麻痺側先行
比較表
片麻痺の動作誘導原則
場面先行させる側
階段・スロープを上る健側
階段・スロープを下る患側(麻痺側)
低い障害物をまたぐ麻痺側(健側で支持)
乗り物に乗る健側
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