学習トップ理由で解く 理学療法士第12章 ▸ 一般 / QP52A040

理由で解く 理学療法士

QP52A040 理学療法治療学

出典:第52回理学療法士国家試験(2017)午前 問40
問題
部分損傷をきたした靱帯と強化すべき筋の組合せで適切なのはどれか。
選択肢
1 二分靱帯 ― 後脛骨筋
2 三角靱帯 ― 短腓骨筋
3 前脛腓靱帯 ― 前脛骨筋
4 前距腓靱帯 ― 長腓骨筋
5 リスフラン靱帯 ― 下腿三頭筋
解答
正解4(前距腓靱帯 ― 長腓骨筋)
解説

内反捻挫で最も損傷しやすい前距腓靱帯には、外がえしを担う長腓骨筋(腓骨筋群)を強化して再発を防ぐ。

足関節捻挫の多くは内がえし(内反)強制で外側の前距腓靱帯を損傷する。この靱帯は内反を制動しており、損傷後は外がえし筋である腓骨筋群(長・短腓骨筋)を強化して過度の内反を能動的に抑え、再発を予防するのが適切である(選択肢4)。損傷を制動する運動方向とは逆に働く(=損傷肢位を防ぐ)筋を鍛える、という原則で組合せを判断する。

✗ 1. 誤り
二分靱帯 ― 後脛骨筋
後脛骨筋は内がえし筋。強化すると内反捻挫を助長し不適切
✗ 2. 誤り
三角靱帯 ― 短腓骨筋
三角靱帯は外がえし(外反)で損傷。外がえし筋の短腓骨筋強化は損傷肢位を助長
✗ 3. 誤り
前脛腓靱帯 ― 前脛骨筋
前脛腓靱帯は脛腓間の離開を制動。前脛骨筋の強化は直接対応しない
✓ 4. 正しい
前距腓靱帯 ― 長腓骨筋
内反捻挫で損傷する外側靱帯に対し、外がえし筋を鍛え再発予防
✗ 5. 誤り
リスフラン靱帯 ― 下腿三頭筋
リスフラン靱帯は中足部の靱帯で下腿三頭筋強化とは対応しない
ポイント
  • 内反捻挫=前距腓靱帯損傷が最多
  • 外がえし筋(腓骨筋群)を強化
  • 損傷肢位を防ぐ筋を鍛える原則
比較表
足関節靱帯と関連筋
靱帯損傷肢位強化すべき筋
前距腓靱帯(外側)内がえし腓骨筋群(外がえし)
三角靱帯(内側)外がえし後脛骨筋(内がえし)
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 理学療法士
App Store入手