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理由で解く 看護師国試

Q115P039 基礎看護学

出典:第115回看護師国家試験(2026)午後 問39
問題
口腔での体温測定が適しているのはどれか。
選択肢
1 基礎体温
2 乳児の体温
3 手術中の体温
4 意識障害がある患者の体温
解答
正解1(基礎体温)
解説

基礎体温は0.05℃単位の微細な変化をとらえる必要があり、婦人体温計を舌下に入れて口腔で測定する。

基礎体温は、排卵の有無や月経周期の把握のために早朝覚醒時の安静状態で測定するもので、排卵前後の約0.3〜0.5℃というわずかな体温差を検出する必要がある。このため外気の影響を受けやすい腋窩ではなく、より安定して測定できる口腔(舌下)で、目盛りの細かい婦人体温計を用いて測定する。口腔検温は体温計を咬んで破損させたり誤飲したりする危険があるため、乳幼児や意識障害のある患者には禁忌であり、手術中は食道温・直腸温・膀胱温などの深部体温で持続的にモニタリングする。

✓ 1. 正しい
基礎体温
わずかな体温変化を正確にとらえるため、婦人体温計による口腔(舌下)検温が適している
✗ 2. 誤り
乳児の体温
指示に従えず体温計の破損・誤飲の危険があるため口腔検温は禁忌。腋窩や直腸で測定する
✗ 3. 誤り
手術中の体温
全身麻酔中は口腔測定は不可能かつ不正確で、食道温・直腸温・膀胱温など深部体温を持続測定する
✗ 4. 誤り
意識障害がある患者の体温
協力が得られず咬傷・破損・誤飲の危険があるため口腔検温は適さない
ポイント
  • 基礎体温=早朝覚醒時、婦人体温計で舌下(口腔)測定
  • 口腔検温の禁忌:乳幼児、意識障害、精神状態が不安定な患者、口腔内の疾患・手術後など
  • 体温の高さの順:直腸温>口腔温>腋窩温
比較表
体温測定部位の特徴
部位特徴・適応
腋窩最も一般的。外気の影響を受けやすい
口腔(舌下)基礎体温の測定に適する。乳幼児・意識障害には禁忌
直腸深部体温に近く最も高い。乳児にも用いられる
鼓膜短時間で測定でき小児に便利
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