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理由で解く 看護師国試

閉眼で上肢が回内しながら下がる回内偏位(プロネーター・ドリフト)は錐体路障害による軽度上肢麻痺の徴候である。
写真は回内偏位試験(プロネーター・ドリフト、バレー徴候)の実施場面である。手のひらを上(回外位)にして両上肢を肩の高さで前方水平に保持させ、閉眼させると、写真右(被検者の左)の腕が「回内しながら下がる」様子が矢印と注記で示されている。この回内を伴う下降は、皮質脊髄路すなわち錐体路の障害による軽度の上肢麻痺を鋭敏にとらえる所見であり、正答は錐体路の障害(選択肢2)である。位置覚障害でも閉眼時に偏位はみられるが不規則な動揺・迷走が主で回内は伴いにくく、小脳障害は反跳現象や企図振戦が特徴、開眼時に両腕が水平保持できていることから関節可動域の障害も否定される。
| 所見 | 示唆される障害 |
|---|---|
| 回内しながら下降(バレー徴候陽性) | 錐体路(皮質脊髄路)障害 |
| 閉眼で動揺・偏位 | 深部(位置)覚の障害 |
| 企図振戦・測定障害 | 小脳機能の障害 |
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