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理由で解く 看護師国試

Q108A088 成人看護学

出典:第108回看護師国家試験(2019)午前 問88
問題
糖尿病末梢神経障害による感覚障害のある患者へのフットケア指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 両足部を観察する。
2 熱めの湯をかけて洗う。
3 靴ずれしない靴を選ぶ。
4 なるべく素足で過ごす。
5 爪は足趾の先端よりも短く切る。
解答
正解1(両足部を観察する。)、3(靴ずれしない靴を選ぶ。)
解説

感覚障害があると外傷や熱傷に気づきにくく、足病変(糖尿病足潰瘍・壊疽)に進展しやすい。毎日の観察と外傷予防(靴ずれしない靴)が基本。

糖尿病の末梢神経障害で感覚が低下すると、傷・水疱・熱傷・靴ずれに気づけず、血流障害も相まって潰瘍や壊疽へ進行しやすい。そのため毎日、足の裏や趾間まで観察して傷や変化を早期発見すること、靴ずれを起こさないサイズ・形の靴を選ぶことが適切である。熱めの湯は感覚障害のため熱傷を招く恐れがあり不適切(湯温は手で確認しぬるめに)。素足は外傷リスクを高めるため避ける。爪を先端より短く切る(深爪)と皮膚を傷つけ感染源となるため、深爪せずスクエアカットにする。

✓ 1. 正しい
両足部を観察する。
傷・水疱・熱傷などを早期発見でき足病変予防に有効
✗ 2. 誤り
熱めの湯をかけて洗う。
感覚障害のため熱傷に気づけず不適切(湯温は手で確認しぬるめに)
✓ 3. 正しい
靴ずれしない靴を選ぶ。
外傷・潰瘍の原因となる靴ずれを防ぎ適切
✗ 4. 誤り
なるべく素足で過ごす。
外傷や熱傷のリスクが高まり不適切(靴下・室内履きを勧める)
✗ 5. 誤り
爪は足趾の先端よりも短く切る。
深爪は皮膚を傷つけ感染源になるため不適切(スクエアカット)
ポイント
  • 感覚障害→外傷・熱傷に気づけず足病変に進行
  • 毎日の足観察(趾間・足底まで)が基本
  • 湯温は手で確認しぬるめ、素足は避ける
  • 深爪は禁物→スクエアカットで角を残す
比較表
糖尿病フットケアの要点
項目適切な指導
観察毎日、足底・趾間まで傷や色を確認
洗浄ぬるめの湯(手で温度確認)で優しく洗い乾燥
履物靴ずれしない靴・靴下を着用、素足を避ける
爪切り深爪せずスクエアカット、角を残す
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