学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §22 各論(軟部組織損傷) 上肢 / QJ34P095
理由で解く 柔道整復師
ベネット損傷の骨棘は関節窩の上方ではなく後下方に形成されます。したがって2が誤りで、これが正解です。
投球動作では、コッキング期からフォロースルー期にかけて肩関節の後方に強い牽引力が繰り返しかかります。この牽引が関節窩の後下方縁に加わり続けると、その部位に骨棘(ベネット骨棘)が形成されます。これがベネット損傷です。後方の組織が硬くなるため、内旋可動域が減少するGIRDと呼ばれる状態を伴いやすく、フォロースルー期に肩後方の痛みと脱力感(いわゆるデッドアーム)を訴えます。骨棘が後下方にあるという一点を押さえておけば、部位を入れ替えた選択肢に惑わされません。関節窩の上方は上方関節唇の付着部で、ここが問題になるのはSLAP損傷という別の病態です。
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