学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 整形外科学 ▸ §8 疾患別各論 感染性疾患 / QJ34P058
理由で解く 柔道整復師
慢性骨髄炎では、骨内の炎症の広がりや軟部組織への波及をとらえるのにMRIが最も有用です。したがって2が正しい記述です。
慢性骨髄炎は、急性骨髄炎が遷延したり治療が不十分だったりして、感染が骨のなかにくすぶり続ける状態です。血流が絶たれた骨片(腐骨)が感染の温床として残り、その周囲を新生骨(骨柩)が包み込み、膿が皮膚へ抜ける道(瘻孔)ができるのが典型的な病態像です。腐骨には血流がないため抗菌薬が到達せず、薬物療法だけでは根治しません。治療の柱は病巣掻爬・腐骨摘出・持続洗浄などの外科的処置で、経過は長く、数年から数十年を経て再燃することもあります。柔道整復師としては、長引く骨部の疼痛・熱感・排膿を認めたら、施術を続けずに医療機関へ紹介することが求められます。
| 急性骨髄炎 | 慢性骨髄炎 | |
|---|---|---|
| 経過 | 急激。発熱・激しい疼痛 | 長期。疼痛は軽く再燃を繰り返す |
| 炎症反応 | 高値 | 排膿時は軽度、瘻孔閉鎖で上昇 |
| 画像所見 | 初期のX線は所見に乏しい/MRIが有用 | 腐骨・骨柩・骨硬化像 |
| 治療 | 早期の抗菌薬+ドレナージ | 腐骨摘出・掻爬など外科的処置が主体 |
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