学習トップ理由で解く 柔道整復師生理学 ▸ §6 栄養と代謝 / QJ34A101

理由で解く 柔道整復師

QJ34A101 生理学

出典:第34回柔道整復師国家試験(2026)午前 問101
問題
二糖類はどれか。
選択肢
1 ガラクトース
2 グルコース
3 スクロース
4 フルクトース
解答
正解3(スクロース)
解説

二糖類とは単糖が2分子つながった糖のこと。選択肢のうちスクロース(ショ糖)だけが二糖類で、残りの3つはいずれも単糖類です。

糖質は、それ以上加水分解できない最小単位である単糖類、単糖が2個結合した二糖類、多数結合した多糖類に分けられます。単糖類の代表はグルコース(ブドウ糖)・フルクトース(果糖)・ガラクトースの3つ。二糖類の代表はスクロース(グルコース+フルクトース)・マルトース(グルコース+グルコース)・ラクトース(グルコース+ガラクトース)の3つです。名前はどれも「〜オース」で終わるため語尾では区別できません。「何と何が結合してできているかを言えるものが二糖類」と覚えると迷いません。なお二糖類はそのままでは吸収されず、小腸微絨毛膜の膜消化酵素(スクラーゼ・マルターゼ・ラクターゼ)で単糖まで分解されてから吸収されます。

✓ 3. 正しい
スクロース
グルコース1分子とフルクトース1分子が結合した二糖類で、砂糖の主成分です。小腸のスクラーゼによって2つの単糖に分解されてから吸収されます。
✗ 1. 誤り
ガラクトース
単糖類です。乳糖(ラクトース)がラクターゼで分解されるときにグルコースとともに生じ、肝臓でグルコースに変換されて利用されます。
✗ 2. 誤り
グルコース
単糖類です。血糖として血中を循環し、脳の主要なエネルギー源になります。二糖類・多糖類を構成する部品そのものであり、それ自体は二糖ではありません。
✗ 4. 誤り
フルクトース
単糖類です。果物や蜂蜜に多く含まれ、スクロースを構成する片方の相手でもあります。小腸ではGLUT5を介して吸収されます。
ポイント
  • 単糖類=グルコース・フルクトース・ガラクトース。これ以上分解されない最小単位。
  • 二糖類=スクロース(グルコース+フルクトース)/マルトース(グルコース×2)/ラクトース(グルコース+ガラクトース)の3つを丸ごと暗記する。
  • 多糖類=デンプン・グリコーゲン・セルロース(多数のグルコースの重合体)。
  • 二糖類は膜消化酵素(スクラーゼ・マルターゼ・ラクターゼ)で単糖にしてから吸収される。
  • 判別のコツは「構成する2つの単糖名を言えるか」。言えればそれが二糖類。
比較表
分類代表例構成/特徴
単糖類グルコース血糖の本体。脳の主要エネルギー源
単糖類フルクトース果糖。果物・蜂蜜に多い
単糖類ガラクトース乳糖の分解で生じ、肝臓でグルコースへ
二糖類スクロース(ショ糖)グルコース+フルクトース/スクラーゼで分解
二糖類マルトース(麦芽糖)グルコース+グルコース/マルターゼで分解
二糖類ラクトース(乳糖)グルコース+ガラクトース/ラクターゼで分解
多糖類デンプン・グリコーゲングルコースが多数結合/アミラーゼで分解
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