学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §2 血液 / QJ34A093
理由で解く 柔道整復師
外因系凝固は、組織の損傷によって現れる組織因子(組織トロンボプラスチン、第III因子)が引き金となる。よって選択肢4が正解である。
血液凝固は、開始のきっかけが異なる二つの経路から始まり、途中で一本にまとまる。外因系は、血管外の組織が傷ついて組織因子(組織トロンボプラスチン)が血液と接触することで始まり、第VII因子を活性化する。血液の外にある物質が起点になるので「外因系」とよばれ、開始から数秒程度と反応が速い。内因系は、血液中の第XII因子が異物面(コラーゲンなど)に接触することから始まり、第XI、第IX、第VIII因子を経て進む。両者は第X因子の活性化で共通経路に合流し、プロトロンビンがトロンビンとなり、トロンビンがフィブリノゲンをフィブリンに変えて安定した血餅ができる。検査では、プロトロンビン時間(PT)が外因系+共通経路を、活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)が内因系+共通経路を反映する。なお、これらの反応の前段階として血小板が粘着・凝集して一次止血栓をつくる過程があり、凝固因子による二次止血と区別して理解する。
| 項目 | 外因系 | 内因系 |
|---|---|---|
| 起点 | 組織トロンボプラスチン(組織因子・第III因子) | 第XII因子の異物面接触 |
| 続く因子 | 第VII因子 | 第XI → IX → VIII因子 |
| 反応速度 | 速い(数秒〜十数秒) | 遅い(数分) |
| 対応する検査 | プロトロンビン時間(PT) | 活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT) |
| 合流点 | 第X因子の活性化以降(共通経路) | |
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