学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §2 血液 / QJ34A094
理由で解く 柔道整復師
貪食は好中球やマクロファージなどが異物を非特異的に取り込んで処理する働きで、自然免疫の中心的な役割である。
生体防御は、生まれつき備わっている自然免疫と、あとから獲得される獲得免疫(適応免疫)に大別される。自然免疫は相手の種類を細かく問わず(非特異的)、侵入から数分〜数時間で立ち上がる第一線の守りで、皮膚・粘膜のバリア、好中球や単球/マクロファージ・樹状細胞による貪食、NK細胞、補体などが担う。病原体に共通する分子パターンを受容体で大まかに認識するため、同じ相手に再び出会っても反応が強まる「記憶」は残さない。これに対し獲得免疫はリンパ球が特定の抗原を精密に認識するしくみで、初回は数日を要するが免疫記憶を残し、二度目は速く強く応答する。B細胞が形質細胞となって抗体を出すのが液性免疫、T細胞が感染細胞を直接攻撃するなどして働くのが細胞性免疫で、どちらも獲得免疫に属する。なお、貪食した樹状細胞やマクロファージは抗原提示を通じてT細胞を活性化するため、自然免疫は獲得免疫の橋渡し役でもある。
| 自然免疫 | 獲得免疫 | |
|---|---|---|
| 特異性 | 非特異的(共通パターンを認識) | 抗原特異的 |
| 立ち上がり | 数分〜数時間 | 数日 |
| 免疫記憶 | 残らない | 残る(二次応答が速く強い) |
| 主な担い手 | 好中球・マクロファージ・樹状細胞・NK細胞・補体・皮膚粘膜 | B細胞(抗体)・T細胞 |
| 本問の該当 | 貪食 | 免疫記憶・抗体産生・細胞性免疫 |
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