学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §12 神経 / QJ34A083
理由で解く 柔道整復師
神経線維の伝導速度は、太くて髄鞘をもつものほど速く、細くて無髄のものほど遅い。温受容器からの求心性線維は無髄のC線維であり、選択肢の中で最も遅い。
有髄線維では髄鞘が絶縁体となり、ランヴィエ絞輪でのみ活動電位が発生する跳躍伝導が起こるため、伝導速度が大きい。直径が太いほど内部抵抗が小さく、これも速度を上げる。目安として、Aα線維(Ia・Ib群、骨格筋への運動線維)は約70〜120 m/s、Aβ線維(II群、触圧覚)は約30〜70 m/s、Aδ線維(III群、冷覚・鋭い痛み)は約15〜30 m/s、無髄のC線維(IV群、温覚・鈍い痛み)は約0.5〜2 m/sである。痛みが「鋭い痛みが先に届き、遅れて鈍い痛みが続く」二段構えで感じられるのは、Aδ線維とC線維の速度差によるものであり、この体験がそのまま速度の順序の記憶になる。
| 線維の型(群) | 髄鞘 | 伝導速度の目安 | 主な役割 |
|---|---|---|---|
| Aα(Ia・Ib群、α運動線維) | 有髄・太い | 約70〜120 m/s | 筋紡錘・腱器官からの求心、骨格筋への遠心 |
| Aβ(II群) | 有髄 | 約30〜70 m/s | 触圧覚、筋紡錘二次終末 |
| Aδ(III群) | 有髄・細い | 約15〜30 m/s | 冷覚、鋭い痛み(一次痛) |
| C(IV群) | 無髄 | 約0.5〜2 m/s | 温覚、鈍い痛み(二次痛)、かゆみ |
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