学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §13 筋肉の機能 / QJ34A082
理由で解く 柔道整復師
筋原線維の縞模様のうち、太いフィラメント(ミオシン)だけで構成されるのは、A帯の中央にあるH帯である。
サルコメア(筋節)はZ膜からZ膜までを1単位とし、太いフィラメント(ミオシン)と細いフィラメント(アクチン)が規則正しく重なって配列している。A帯は太いフィラメントの全長に一致する暗い帯で、その両端は細いフィラメントとの重なり部分を含む。この重なりが届かないA帯中央部がH帯であり、ここだけが太いフィラメント単独の領域となる(H帯の中央を走るM線は、太いフィラメント同士を束ねる構造である)。一方、細いフィラメントだけの領域は光を通しやすく明るく見えるI帯で、その中央をZ膜が横切る。滑走説では、収縮時に細いフィラメントがA帯の中心へ滑り込むため、H帯とI帯は狭くなるがA帯の幅は変化しない。この「どこに何があるか」を押さえておけば、収縮時にどの帯が変化するかも同じ図から導ける。
| 帯・線 | 含まれるフィラメント | 目印 | 収縮時の変化 |
|---|---|---|---|
| A帯(暗帯) | ミオシン(全長)+一部アクチンとの重なり | 暗く見える | 変わらない |
| H帯 | ミオシンのみ | A帯の中央・M線を含む | 狭くなる |
| I帯(明帯) | アクチンのみ | 明るく見える・Z膜を含む | 狭くなる |
| Z膜 | どちらでもない(アクチンの付着部) | サルコメアの境界 | 間隔が縮まる |
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