学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §1 総論 / QJ34A081
理由で解く 柔道整復師
ゴルジ装置は、粗面小胞体でつくられたタンパク質を受け取り、糖鎖の付加などの最終加工をしたうえで袋に詰めて送り出す「仕上げと包装」の場である。したがって分泌顆粒の生成が正解となる。
分泌タンパク質は、まず粗面小胞体に付着したリボソームで合成され、小胞体内腔で折りたたまれる。次に輸送小胞に包まれてゴルジ装置のシス面(入口側)へ運ばれ、扁平な袋(槽)が重なった構造の中をトランス面(出口側)へ移動する間に、糖鎖修飾や部分切断による活性化を受ける。加工の終わった中身はトランス面から分泌顆粒として切り出され、細胞膜と融合して開口分泌(エキソサイトーシス)で細胞外へ放出される。膵外分泌細胞、内分泌細胞、抗体を産生する形質細胞などでゴルジ装置がよく発達しているのは、この経路を大量に動かしているからである。なお、リソソームに詰め込まれる加水分解酵素の選別・包装もゴルジ装置が担っている。
| 細胞小器官 | 主な機能 | 発達している細胞の例 |
|---|---|---|
| ゴルジ装置 | タンパク質の糖鎖修飾・選別、分泌顆粒の生成 | 膵外分泌細胞、形質細胞 |
| ミトコンドリア | クエン酸回路・電子伝達系によるATP産生 | 心筋、骨格筋、肝細胞 |
| リソソーム | 加水分解酵素による老廃物・異物の分解 | マクロファージ、好中球 |
| 滑面小胞体 | ステロイド合成、脂質代謝、解毒、Ca²⁺貯蔵 | 副腎皮質、性腺、肝細胞、筋細胞 |
| 粗面小胞体 | リボソームによる分泌・膜タンパク質の合成 | 形質細胞、膵外分泌細胞 |
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