学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §1 総論 / QJ33A081
理由で解く 柔道整復師
細胞内でATPを大量に作り出す場所はミトコンドリアである。酸素を使う好気的代謝(クエン酸回路と電子伝達系)の本拠地と覚える。
細胞小器官は「役割分担」で整理すると迷わない。ミトコンドリアは二重膜構造をもち、内膜が折りたたまれてクリステを作る。マトリックスでクエン酸回路が回り、内膜に並ぶ電子伝達系で酸素が最終的な電子受容体となってATPが合成される(酸化的リン酸化)。細胞質基質の解糖系でもATPはできるが、グルコース1分子あたり2分子とわずかで、ミトコンドリアが加わると合計30分子前後まで跳ね上がる。他の小器官はタンパク質の合成・加工・分解を担当し、ATPを産生する場ではない。まず「エネルギー=ミトコンドリア」を固定し、残りは“タンパク質の流れ作業”としてまとめて覚えるとよい。
| 細胞小器官 | 主な働き | ATP産生 |
|---|---|---|
| ミトコンドリア | クエン酸回路・電子伝達系による好気的代謝 | する(主役) |
| 粗面小胞体 | リボソームでのタンパク質合成 | しない |
| 滑面小胞体 | 脂質・ステロイド合成、カルシウム貯蔵 | しない |
| ゴルジ装置 | タンパク質の修飾・選別・分泌小胞の形成 | しない |
| リソソーム | 加水分解酵素による分解・処理 | しない |
| 細胞質基質 | 解糖系(酸素不要) | する(少量・2分子) |
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