学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §1 人体解剖学概説 / QJ34A080
理由で解く 柔道整復師
CT値は水を0、空気を−1000と定めた相対的な目盛りである。したがって0となるのは水。
CT値(ハウンスフィールド単位、HU)は、その組織のエックス線減弱係数μを水の減弱係数μwと比べ、CT値=1000×(μ−μw)/μw で表した数値である。式のとおり水ではμ=μwとなり値は0、エックス線をほとんど減弱しない空気は−1000となる。値が大きいほどエックス線をよく吸収し、画像では白く(高吸収)描かれ、小さいほど黒く(低吸収)描かれる。骨は+1000前後、脂肪は−100〜−50程度、筋や実質臓器などの軟部組織は+20〜+70程度に分布する。骨と軟部組織では適した表示の幅が異なるため、実際の読影では骨条件・軟部条件とウインドウを切り替えて観察する。骨折や脱臼の画像を扱ううえで、白黒の濃淡が何を意味しているかを理解する土台になる知識である。
| 組織 | CT値の目安(HU) | 画像での見え方 |
|---|---|---|
| 空気 | −1000 | 最も黒い |
| 脂肪 | −100〜−50 | やや黒い |
| 水 | 0 | 基準(灰色) |
| 軟部組織(筋・実質臓器) | +20〜+70 | 灰色 |
| 血液 | +50前後 | やや白い |
| 海綿骨 | +100〜+300 | 白い |
| 皮質骨 | +1000前後 | 最も白い |
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