学習トップ理由で解く 柔道整復師必修問題 ▸ §35 包帯法 / QJ34A040

理由で解く 柔道整復師

QJ34A040 必修問題

出典:第34回柔道整復師国家試験(2026)午前 問40
問題
屈伸運動をする関節に用いるのはどれか。
選択肢
1 螺旋帯
2 亀甲帯
3 蛇行帯
4 折転帯
解答
正解2(亀甲帯)
解説

屈伸運動をする関節部には亀甲帯を用いる。8の字状に交差させて巻くため、関節を曲げ伸ばししてもずれにくい。

亀甲帯には、関節の中心から始めて外側へ広げていく離開亀甲帯と、両端から中心に向かって集めていく集合亀甲帯がある。いずれも関節の伸側で巻軸帯を交差させ、屈側では重なりを少なくして巻くので、関節を屈曲しても包帯がずれたり食い込んだりしにくく、圧迫も均等になる。適用は肘関節・膝関節・踵部・肩関節・股関節など、屈伸する部位である。ほかの巻き方はそれぞれ目的が異なり、太さの変化が少ない部位には螺旋帯、太さが変化する部位には折転帯、仮止めや下巻きには蛇行帯を用いる。巻いた後は末梢の色調・冷感・しびれを確認し、締めすぎの徴候があればすぐ巻き直す。

✓ 2. 正しい
亀甲帯
8の字状に交差させて巻くため、関節の屈伸に追従してずれにくい。肘・膝・踵・肩・股関節などに用いる。離開亀甲帯と集合亀甲帯がある。
✗ 1. 誤り
螺旋帯
上腕や大腿など太さの変化が少ない部位を、少しずつずらしながららせん状に巻き上げる基本の巻き方。関節をまたいだ屈伸には追従しにくい。
✗ 3. 誤り
蛇行帯
間隔をあけて斜めに巻き上げる巻き方。副子やガーゼの仮止め、ほかの包帯法の下巻きに用いる。関節の固定を目的としたものではない。
✗ 4. 誤り
折転帯
前腕や下腿など太さが変化していく部位で、巻軸帯を折り返して皮膚に密着させる巻き方。太さの変化への対応が目的で、屈伸への追従が目的ではない。
ポイント
  • 亀甲帯は8の字状に交差させて巻き、屈伸する関節部に用いる
  • 離開亀甲帯(中心から外へ)と集合亀甲帯(外から中心へ)がある
  • 適用部位は肘・膝・踵・肩・股関節など
  • 螺旋帯は太さの変化が少ない部位、折転帯は太さが変化する部位、蛇行帯は仮止め・下巻き
  • 巻いた後は末梢の色調・冷感・しびれを確認し、締めすぎがあれば巻き直す
比較表
包帯法巻き方の特徴主な適用
亀甲帯8の字状に交差させる肘・膝・踵など屈伸する関節部
螺旋帯らせん状にずらして巻く上腕・大腿など太さの変化が少ない部位
折転帯巻軸帯を折り返して密着させる前腕・下腿など太さが変化する部位
蛇行帯間隔をあけて斜めに巻く副子・ガーゼの仮止め、下巻き
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