学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §27 膝関節十字靱帯損傷の診察 / QJ34A030
理由で解く 柔道整復師
前十字靱帯損傷のうち非接触型は、ジャンプ着地や急な方向転換で起こり、若年女性に多いことが知られている。
前十字靱帯(ACL)損傷は、相手との接触で受傷する接触型と、自分の動作だけで受傷する非接触型に分けられる。非接触型は着地・急停止・カッティングの際に膝が外反し、下腿が外旋する肢位(いわゆるknee-in toe-out)で発生しやすい。若年女性でこの型の発生率が高いのは、下肢のアライメント、大腿四頭筋優位で膝屈筋の働きが相対的に弱い筋活動パターン、着地動作の癖、ホルモン環境などが関与するとされる。受傷時にはポップ音を自覚し、数時間以内に関節血症で腫脹する。確定診断はMRIで行い、単純エックス線写真は裂離骨折など骨性病変の確認に用いる。柔道整復の現場では初期固定と免荷を行い、速やかに医師の診察につなぐ。
| 関節血症 | 関節水症 | |
|---|---|---|
| 貯留物 | 血液 | 関節液 |
| 出現までの時間 | 受傷後数時間以内と急速 | 数日かけて緩徐 |
| 示唆する病態 | 前十字靱帯損傷、骨軟骨骨折、関節内骨折 | 関節への反復刺激、変性、滑膜炎 |
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