学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §25 大腿部打撲・肉ばなれ、大腿四頭筋、ハムストリングスの診察 / QJ34A027
理由で解く 柔道整復師
大腿四頭筋のうち大腿直筋は二関節筋なので、股関節伸展位かつ膝関節屈曲位で最も引き伸ばされる。この肢位が肉離れの生じやすい肢位である。
大腿四頭筋のうち、内側広筋・中間広筋・外側広筋は大腿骨から起こる単関節筋だが、大腿直筋だけが下前腸骨棘から起こって股関節をまたぎ、股関節屈曲と膝関節伸展の両方に働く。したがって近位側が伸びる股関節伸展位と、遠位側が伸びる膝関節屈曲位が重なったときに筋の全長が最大になる。ダッシュで脚が後方へ流れる相、キック動作の振りかぶり(テイクバック)などがこれにあたり、伸ばされながら収縮する遠心性収縮が加わったときに損傷が起こる。好発部位は伸張ストレスが集中する大腿直筋の近位筋腱移行部で、疼痛・陥凹・伸張時痛を確認する。初期はRICE処置を行い、固定は損傷筋を緩める肢位、すなわち膝関節伸展位(必要に応じて股関節軽度屈曲位)とする。
| 肢位 | 近位(股関節側) | 遠位(膝関節側) | 大腿直筋の伸張 |
|---|---|---|---|
| 股屈曲+膝屈曲 | 緩む | 伸びる | 中程度 |
| 股屈曲+膝伸展 | 緩む | 緩む | 最小 |
| 股伸展+膝屈曲 | 伸びる | 伸びる | 最大 |
| 股伸展+膝伸展 | 伸びる | 緩む | 中程度 |
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