学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §25 大腿部打撲・肉ばなれ、大腿四頭筋、ハムストリングスの診察 / QJ32A027
理由で解く 柔道整復師
尻上がり現象は、腹臥位で膝を他動的に屈曲していくと殿部が持ち上がってくる所見で、大腿直筋の短縮・攣縮を示します。
大腿四頭筋のうち大腿直筋だけが下前腸骨棘から起こる二関節筋で、股関節屈曲と膝関節伸展の両方に働きます。この筋が硬くなった状態で膝を曲げると、大腿直筋がそれ以上伸びられず、代わりに骨盤を前傾させて長さを稼ごうとするため、殿部が浮き上がって見えます。広筋群(内側広筋・外側広筋・中間広筋)は大腿骨から起こる単関節筋なので、短縮しても骨盤は動かず、この現象は起こりません。ハムストリングスは膝を曲げる側の筋なので、膝屈曲によって伸ばされることもありません。
| 筋 | またぐ関節 | 膝屈曲での伸張 | 尻上がり現象 |
|---|---|---|---|
| 大腿直筋 | 股関節・膝関節(二関節筋) | される | 生じる |
| 広筋群 | 膝関節のみ(単関節筋) | される | 生じない |
| ハムストリングス | 股関節・膝関節(二関節筋) | されない(短縮側) | 生じない |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。