学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §26 膝関節側副靱帯損傷の診察 / QJ32A028
理由で解く 柔道整復師
内側側副靱帯(MCL)は膝の内側で外反を止めている靱帯です。損傷すると外反ストレスに対する制動が失われ、外反動揺性が出現します。
MCLは大腿骨内側上顆から脛骨内側に張り、膝が外へ折れる方向(外反)を制動しています。受傷機転も膝の外側から力を受けて外反が強制される場面が典型で、圧痛と疼痛は膝の内側に出ます。評価は外反ストレステストで、膝完全伸展位と軽度屈曲位(約30度)の両方で行い、伸展位でも動揺するときは十字靱帯や後内側支持機構まで及ぶ重度損傷を疑います。膝の障害は「どの構造が、どの方向の動きを止めているか」で所見が決まるため、動揺の方向と靱帯を対応づけて整理しておくと迷いません。
| 損傷部位 | 特徴的所見 | 検査 |
|---|---|---|
| 内側側副靱帯 | 外反動揺性・内側の圧痛 | 外反ストレステスト |
| 外側側副靱帯 | 内反動揺性・外側の圧痛 | 内反ストレステスト |
| 前十字靱帯 | 前方動揺性・関節血症 | 前方引き出し、ラックマン、Nテスト |
| 後十字靱帯 | 後方動揺性・サギング | 後方引き出し、サギングサイン |
| 半月板 | 嵌頓(ロッキング)・関節裂隙の圧痛 | マックマレー、アプライ圧迫 |
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