学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §27 膝関節十字靱帯損傷の診察 / QJ32A029
理由で解く 柔道整復師
前十字靱帯(ACL)損傷は、ジャンプ着地や急な方向転換など非接触型で受傷することが多く、その場合はACL単独損傷となる例が多くみられます。
非接触型では、膝軽度屈曲・外反・下腿外旋という肢位で脛骨が前方へずれ、ACLだけに張力が集中するため単独損傷になりやすくなります。一方、相手と接触して外側から強い外力を受けた場合は、MCLや内側半月板を巻き込む複合損傷になりやすいという違いがあります。ACLは関節内を走り血流に富む靱帯周囲組織を伴うため、断裂すると関節血症を生じ、受傷後まもなく膝が腫れて熱感を伴います。急性期はまず炎症の鎮静と可動域の回復を図り、手術(靱帯再建術)は腫脹と可動域が改善してから計画するのが一般的です。
| 項目 | 前十字靱帯損傷 | 後十字靱帯損傷 |
|---|---|---|
| 受傷機転 | 着地・切り返し(非接触が多い) | 脛骨前面の打撲(ダッシュボード損傷など) |
| 脛骨のずれ | 前方 | 後方 |
| 特徴的所見 | 関節血症、ラックマン陽性 | サギングサイン、後方引き出し陽性 |
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