学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §23 肩腱板損傷の診察 / QJ34A025
理由で解く 柔道整復師
リフトオフテストは肩関節の内旋機能を選択的にみる検査で、肩甲下筋の損傷で陽性となる。
肩甲下筋は肩甲骨前面(肩甲下窩)から起こり、腱板のうち唯一小結節に停止して肩関節を内旋させる。リフトオフテスト(Gerber)では、手背を腰背部に当てた肢位から手を背中から離すよう指示し、離せない・保持できないときを陽性とする。この肢位は肩関節を内旋・伸展させるため、他の腱板筋が働きにくく、肩甲下筋の機能が浮き出る。同じ目的でベリープレスサイン(腹部を手掌で押し、肘が後ろに落ちるかをみる)も用いられる。他の選択肢はいずれも棘上筋腱や肩峰下滑液包を対象とした検査で、内旋筋である肩甲下筋の評価にはならない。
| 検査 | 肢位・操作 | 主な対象 |
|---|---|---|
| リフトオフテスト | 手背を腰背部に当て、手を背中から離す | 肩甲下筋(内旋) |
| ドロップアームテスト | 外転位からゆっくり下ろす | 棘上筋を中心とした腱板断裂 |
| 有痛弧徴候 | 自動外転60〜120°で疼痛 | 棘上筋腱・肩峰下滑液包 |
| インピンジメント徴候 | ニアー、ホーキンス | 肩峰下での挟み込み(棘上筋腱) |
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