学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §18 肩関節烏口下脱臼の固定 / QJ34A019
理由で解く 柔道整復師
肩関節烏口下脱臼の整復後は、上腕を体幹に引き寄せた肢位を保つために麦穂帯(スパイカ包帯)で上腕を体幹に固定します。正しいのは4です。
整復後の固定の目的は、再脱臼を防ぎ、損傷した関節包・関節唇が治癒する環境をつくることです。骨頭が前下方へ逸脱した脱臼なので、逸脱方向と逆になる肩関節軽度屈曲・内転・内旋位、肘関節90度屈曲位で保持します。腋窩には枕子(綿花枕)を入れて上腕と体幹の間の適合をよくし、皮膚同士の接触による汗疹・びらんを防ぎます。そのうえで麦穂帯(肩のスパイカ包帯)やデゾー包帯で上腕を体幹に固定し、前腕は三角巾で吊ります。固定期間はおおむね3〜4週で、若年の初回例では反復性への移行を防ぐため必要な期間を確保します。固定中は腋窩神経障害の有無(三角筋の収縮と肩外側部の感覚)と末梢循環を確認し、手指・手関節・肘の運動を続けて拘縮を防ぎます。
| 項目 | 正しい内容 | 誤りやすい内容 |
|---|---|---|
| 固定期間 | おおむね3〜4週 | 6週 |
| 枕子の位置 | 腋窩 | 肘部 |
| 注意する神経 | 腋窩神経(三角筋・肩外側の感覚) | 鎖骨上神経 |
| 固定法 | 麦穂帯で上腕を体幹に固定+三角巾 | — |
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