学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §19 肘関節後方脱臼の診察および整復 / QJ24A027
理由で解く 柔道整復師
肘関節後方脱臼は、およそ屈曲30〜40度の軽度屈曲位で弾発性固定されます。伸ばそうとしても曲げようとしても弾力のある抵抗があり、手を離すと元の肢位に戻ります。
発生機序は肘関節伸展位で手をついたときの過伸展強制で、肘頭が肘頭窩を支点としててこの作用を受け、尺骨・橈骨が後方へ転位します。脱臼した状態では上腕三頭筋などの緊張が加わり、肘は完全伸展位でも直角でもない軽度屈曲位で固定されます。外観は肘頭が後方に著しく突出し、上腕三頭筋腱が索状に緊張、前腕はみかけ上短縮し、内側上顆・外側上顆・肘頭がつくるヒューター三角が乱れます。整復の前後には必ず正中神経・尺骨神経の知覚と橈骨動脈の拍動を確認し、整復後は肘90度屈曲位で固定して医師の診察につなぎます。
| 脱臼 | 弾発性固定の肢位 |
|---|---|
| 顎関節前方脱臼 | 開口位(閉口不能) |
| 肩関節前方(烏口下)脱臼 | 軽度外転位(肘を体幹につけられない) |
| 肘関節後方脱臼 | 屈曲30〜40度 |
| 股関節後方脱臼 | 屈曲・内転・内旋位 |
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