学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §15 肩鎖関節上方脱臼の診察および整復 / QJ34A015
理由で解く 柔道整復師
肩鎖関節上方脱臼では、肩鎖関節部の疼痛と不安定性のために肩関節の外転・挙上が制限されます。正しいのは3です。
肩鎖関節上方脱臼は、転倒やスポーツで肩の外側から直達外力を受けて生じ、青壮年の男性に多い外傷です。肩鎖靱帯、さらに程度が強ければ烏口鎖骨靱帯(円錐靱帯・菱形靱帯)が損傷し、鎖骨遠位端が相対的に上方へ突出します。突出部を上から押すと戻り、離すとまた突出するピアノキーサインが特徴的な所見です。上肢を挙げる動作では肩甲骨の回旋に伴って鎖骨も動くため、外転や挙上、水平内転で疼痛が誘発され可動域が制限されます。神経・血管の合併損傷はまれで、鎖骨骨折との鑑別は突出している部位、圧痛点の位置、ピアノキーサインの有無で行い、判断に迷う場合や高度の転位がある場合は医師に紹介して画像評価を受けます。
| 項目 | 肩鎖関節上方脱臼 | 鎖骨遠位端骨折 |
|---|---|---|
| 突出部位 | 鎖骨遠位端(肩鎖関節部) | 骨折部の近位骨片 |
| ピアノキーサイン | 認める | 典型的ではない |
| 圧痛点 | 肩鎖関節上 | 骨折線上 |
| 骨軋轢音・異常可動性 | なし | あり |
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