学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §24 臨床実地問題 / QJ33P118
理由で解く 柔道整復師
右側から受けたタックルは右膝を外反させる力になり、緊張して損傷するのは内側の支持組織である。内側から引き伸ばす力を受けないLCLは考えにくく、答えは2である。
膝の靱帯損傷は「外力の向き」と「その向きで引き伸ばされる靱帯」を結び付けて考えると整理できる。外側から内側へ向かう力は膝を外反させ、内側側副靱帯(MCL)を引き伸ばす。右膝内側の皮下出血はこの部位の損傷を裏づける所見といえる。強い外反に回旋が加われば前十字靱帯(ACL)や内側半月も同時に損傷し、いわゆる不幸の三徴となる。外力がさらに強い複合損傷では後十字靱帯(PCL)にまで及ぶことがある。一方、外側側副靱帯(LCL)が緊張するのは内反(内側から外側へ向かう力)であり、本例の受傷機転では引き伸ばされない。膝崩れの不安感があるため、圧痛部位と不安定性を丁寧に評価し、画像診断のため医療機関へつなぐ。
| 外力の向き・機転 | 強制される動き | 主に損傷する靱帯 |
|---|---|---|
| 膝の外側から内側へ | 外反 | MCL(+ACL・内側半月=不幸の三徴) |
| 膝の内側から外側へ | 内反 | LCL・後外側支持機構 |
| 脛骨近位前面への打撲 | 脛骨の後方移動 | PCL |
| 急停止・方向転換・過伸展 | 回旋・前方移動 | ACL |
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