学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §17 各論(骨折) 下肢 / QJ33P100
理由で解く 柔道整復師
第5中足骨で偽関節・遷延治癒をきたしやすいのは骨幹部近位、いわゆるジョーンズ骨折の部位である。ここが血行の乏しい移行帯にあたるためである。
第5中足骨には、骨幹の中央付近から入る栄養血管と、基部(結節部)から入る骨端・骨幹端の血管の2系統がある。その両者が届きにくい境目にあたるのが、基部からおよそ1.5〜2cm遠位、第4・5中足骨基部間関節のすぐ遠位の部位で、血行の分水嶺となっている。ここに生じる横骨折がジョーンズ骨折で、歩行や走行のたびに足部外側にかかる荷重と回旋のストレスも集中するため、癒合しにくく偽関節や再骨折を起こしやすい。競技者では早期に手術が選ばれることも多く、保存で進める場合も十分な免荷期間と定期的な画像確認が欠かせない。一方、基部の裂離骨折(下駄履き骨折)は海綿骨が豊富で血行にも恵まれ、保存療法でおおむね良好に癒合する。
| 部位 | 代表的な骨折 | 発生機序 | 癒合 |
|---|---|---|---|
| 基部(結節部) | 下駄履き骨折(裂離骨折) | 短腓骨筋腱・足底腱膜外側索の牽引 | 良好 |
| 骨幹部近位 | ジョーンズ骨折 | 足部外側への荷重・回旋の反復 | 不良(偽関節・再骨折) |
| 骨幹部遠位 | 直達外力による骨折 | 打撲・圧挫 | 比較的良好 |
| 骨頭部 | 直達外力による骨折 | 圧挫 | 良好 |
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