学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §17 各論(骨折) 下肢 / QJ33P085
理由で解く 柔道整復師
足部が外がえし(外転)を強制されると、内側が引き離され、外側は押しつぶされる。だから内側の三角靱帯・内果と脛腓間が傷み、外側の前距腓靱帯損傷は起こりにくい。これが答えになる。
足関節の外傷は、受傷の瞬間に足部がどちらを向いていたかで損傷部位が決まる。外転型では距骨が外方へ動くため、内側では三角靱帯が引き伸ばされて断裂するか、靱帯より骨のほうが先に負けて内果が裂離骨折を起こす。同時に距骨が外側へ押し込まれることで遠位脛腓靱帯が引き離され、さらに外果や腓骨遠位部の骨折を伴うこともある(脛腓靱帯より上方で腓骨が折れるとデュピュイトラン骨折型)。一方、前距腓靱帯は足関節外側にあり、底屈+内がえし(内反)で最も緊張する靱帯で、いわゆる足関節捻挫で最も損傷されやすい。外転型では外側は圧迫を受ける側に回るので、前距腓靱帯が引き裂かれる状況にならない。「引き離される側が傷む」という一本の原理で、内転型・外転型のどちらを問われても損傷部位を組み立てられる。
| 外転型 | 内転型 | |
|---|---|---|
| 距骨の動き | 外方へ | 内方へ |
| 引き離される側 | 内側 | 外側 |
| 靱帯損傷 | 三角靱帯、遠位脛腓靱帯 | 前距腓靱帯、踵腓靱帯 |
| 裂離骨折 | 内果 | 外果 |
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