学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §17 各論(骨折) 下肢 / QJ33P084
理由で解く 柔道整復師
大腿骨頸部骨折は高齢者の長期臥床に直結し、深部静脈血栓症をはじめとする続発症が大きな問題になる。正しいのは4である。
骨粗鬆症のある高齢者が転倒して受傷することが多く、関節包内である頸部は血行に乏しいため骨癒合が得られにくい。臥床が長引くと深部静脈血栓症・肺血栓塞栓症、沈下性肺炎、褥瘡、尿路感染、認知機能低下といった続発症が重なる。そのため現在は早期手術(骨接合術・人工骨頭置換術)と早期離床が原則で、後療法も疼痛に応じた自動運動と荷重・歩行練習を柱に据える。血栓予防としては足関節の自動底背屈運動、弾性ストッキング、十分な水分摂取を初期から並行して行う。
| 外転型(外反嵌入型) | 内転型 | |
|---|---|---|
| 骨片の状態 | 嵌入して安定 | 転位して不安定 |
| 下肢長 | 短縮はほとんどない | 短縮する |
| 肢位 | 変形が目立たない | 外旋位をとる |
| 症状 | 比較的軽く歩行できる例もある | 疼痛が強く起立困難 |
| 予後 | 骨癒合が得られやすい | 偽関節・骨頭壊死をきたしやすい |
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