学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §2 総論 運動器損傷の診察 / QJ33P074
理由で解く 柔道整復師
磁気共鳴画像(MRI)は強い静磁場と電磁波(ラジオ波)を使う検査で、電離放射線を使わない。他の3つはいずれも放射線を用いる。
画像検査は「放射線を使うか」で大きく二分できる。PETと骨シンチグラフィは、放射性医薬品を体内に投与して、そこから出るガンマ線を体外で検出する核医学検査。CTはX線管球から照射したX線の吸収差をコンピュータで再構成するもので、単純X線撮影よりも被曝線量は多い。これに対しMRIは、強い静磁場の中で体内の水素原子核にラジオ波を当て、戻ってくる信号を画像化する。電離放射線を用いないため被曝がなく、繰り返しの撮影や小児・妊婦への適用でも制約が小さい。軟部組織のコントラスト分解能に優れ、靱帯・半月板・関節軟骨・骨挫傷(bone bruise)の評価に強いことから、柔道整復の臨床でも紹介先での有用な検査になる。ただし強磁場を使うため、体内金属や心臓ペースメーカーの有無を事前に確認する必要がある。
| 検査 | 用いるもの | 被曝 | 得意分野 |
|---|---|---|---|
| MRI | 静磁場+ラジオ波 | なし | 靱帯・半月板・軟骨・骨挫傷 |
| 超音波 | 超音波 | なし | 軟部組織の動態、リアルタイム観察 |
| 単純X線・CT | X線 | あり | 骨の形態・骨折線・転位 |
| PET・骨シンチ | 放射性医薬品 | あり | 代謝の亢進部位、骨転移・疲労骨折 |
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