学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 病理学概論 ▸ §7 炎症 / QJ33A123
理由で解く 柔道整復師
梅毒は肉芽腫をつくる特異性炎の代表で、第3期にみられるゴム腫がその典型です。
肉芽腫性炎は、マクロファージが変化した類上皮細胞と、それらが融合した多核巨細胞が集まって塊(肉芽腫)をつくる慢性炎症である。異物や、マクロファージの中で生き延びる病原体のように「取り込んでも処理しきれない」相手を、細胞で囲い込んで封じ込めようとする反応と理解するとよい。原因としては結核(中心に乾酪壊死を伴う)、梅毒、ハンセン病、真菌症、サルコイドーシス、クローン病、縫合糸などの異物が代表的で、組織像から原因をかなり絞り込めるため生検の意義が大きい。なお、肉芽腫と、創傷治癒の過程で毛細血管と線維芽細胞に富んでできる肉芽組織とは別のものなので、名前が似ていても混同しないよう区別しておく。
| 疾患 | 炎症の型 | 主に集まる細胞・所見 |
|---|---|---|
| 梅毒(第3期) | 肉芽腫性炎(特異性炎) | 類上皮細胞、形質細胞、線維化を伴うゴム腫 |
| 結核 | 肉芽腫性炎(特異性炎) | 類上皮細胞、ラングハンス巨細胞、中心の乾酪壊死 |
| 間質性肺炎 | 慢性増殖性炎 | 肺胞隔壁のリンパ球浸潤と線維化 |
| 偽膜性大腸炎 | フィブリン性(偽膜性)炎 | 好中球、フィブリン、壊死物からなる偽膜 |
| アレルギー性鼻炎 | アレルギー性炎(I型) | 肥満細胞、好酸球、粘膜浮腫 |
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