学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 病理学概論 ▸ §8 免疫異常・アレルギー / QJ33A124
理由で解く 柔道整復師
伴性無ガンマグロブリン血症はB細胞が育たず抗体を作れなくなる病気で、T細胞が担う細胞性免疫は保たれます。設問は「低下しないもの」を選ぶ形なので、これが答えです。
免疫不全症は、抗体(液性免疫)が主に落ちるもの、T細胞(細胞性免疫)が主に落ちるもの、両方が落ちるものに整理できる。液性免疫が落ちると、莢膜をもつ細菌による中耳炎・副鼻腔炎・肺炎をくり返す。細胞性免疫が落ちると、ウイルス・真菌・細胞内寄生菌による日和見感染や悪性腫瘍が問題になる。どの細胞系統が障害されるかを追えば、起こる感染症も検査所見も予測できる。この問題では、B細胞系だけが障害されT細胞が無事な病態を探せばよい。免疫不全のある人に接する際は、施術者側の手指衛生と体調管理を徹底し、体調不良時の予約変更を事前に取り決めておくと安全に対応できる。
| 疾患 | 障害される細胞 | 液性免疫 | 細胞性免疫 |
|---|---|---|---|
| 伴性無ガンマグロブリン血症 | B細胞 | 高度に低下 | 保たれる |
| ディジョージ症候群 | T細胞(胸腺低形成) | ほぼ保たれる | 低下 |
| 重症複合型免疫不全症(SCID) | T細胞・B細胞 | 低下 | 低下 |
| 後天性免疫不全症候群(AIDS) | CD4陽性T細胞 | 二次的に低下 | 低下 |
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